
探検にはリスクが伴う
探検なしでは地球は平らなままだ。
どうも、稲川淳一です。
いやまぁ、すっかり寒い季節に
なりましたよねぇ、えぇ。
少し前までは
残暑だ残暑だって言ってたのに
気が付けば京都でも初雪ですからね。
そのうち日本でも四季が
無くなっていくんでしょうねぇ·····

さて長野県を訪れた話の続きですがね。
長野県の諏訪湖はアニメのモデルとも
言われる非常に美しい場所なんですが
その周辺には四社に分かれて諏訪大社が
鎮座しているんです。
この地域には古くからの土着信仰や
奇祭と呼ばれる奇妙な祭りが
今もなお行われているんです。

「御柱祭」では重さ10t以上の巨木を
山から切り出し傾斜35度、長さ100mの
急斜面を滑り落とし諏訪大社四宮
それぞれの四隅に建てるという
時には死者も出る勇壮な祭りや、
「御頭祭」という75頭分の鹿の頭を
神様に捧げる祭りがある。
現在は鹿の剥製を使っているが
かつては鹿以外にも猪やウサギ、
作物に海産物も捧げられ
人間の子供も····なんて話もある。
神社では非常に珍しいですよね。
生贄とか血なまぐさい儀式って。
(まぁ、これはユダヤの影響なんですが
この話題はまた別の機会にでも)
寒く厳しい環境の
土地柄ということもあってか
神と人が一体となり自然を敬い
生きる為に狩猟をする。
そんな縄文時代的な生活や信仰が
稲作中心の弥生時代でも続き
現在の土着信仰へと受け継がれて
来たんでしょうね。
そんな事もあってか長野県は
縄文の遺跡や縄文土器や土偶が
数多く発掘されているんです。

そもそも土着信仰って?
まぁ簡単に説明するとですね、
世界には三大宗教ってのがあります。
キリスト教、イスラム教、
そして仏教ですよね。
まぁ、その中でも仏教が一番古く
歴史があるんですがね。
そんな三大宗教が世界に広がるより
ずーっと古くから人間は共同生活の中で
何かを崇拝していたんです。
それが巨石だったり、巨木だったり
山そのものだったり、太陽だったり
あるいは蛇だったり···
神という概念が根付くまで人間は
自然そのものを崇拝していたんです。
それが土着信仰です。

諏訪大社のしめ縄って出雲大社の
しめ縄とそっくりですよね。
国譲りの神話で出雲から諏訪へ来た
タケミナカタの影響でしょうか?
神話と現実がリンクする時、
ロマンが溢れ出ます。
実にエモーショナル。
早い話がエモい。
縄文時代を色濃く残した土着信仰があり
出雲から来たタケミナカタを祀る
諏訪大社があり、ユダヤ的な儀式も
奇祭に影響していて
非常に奇妙で摩訶不思議な文化が
うまく人々の生活に馴染んでいる。
巨大地震や災害で日本が沈没しても
長野は高原地帯なので
残ると言われています。
そんな土地だからこそ
様々な縄文遺跡が残っているのかも
しれませんねぇ〜
あるんですよねぇ
こういうことって。



