栴檀(せんだん)の木
センダン科の落葉高木
太い枝を自由奔放に伸ばす木
ここは奈良の大きなお寺の、昔の寺領
つまりお寺の境内に生えていた
かっこいいなぁ
この樹は枝が真横に3~5mも伸びる
杉、檜なら2mぐらい、枝の直径は5㎝くらいまでがいいところ
栴檀の枝はその倍以上
幹も太いムキムキマン。
樹形もかっこいい丸い木
この樹は枝を自由に出すだけでなく
花を葉の数以上に咲かす木
遠目に見ても花が咲いている姿がわかる
花は顔もスッキリ2㎝ていど
白い5枚花弁で、真ん中に紫のおしべを持つ
葉っぱがね面白いんだよ
奇数の複葉って言うんだけど
下の写真で
花の間から一本の葉柄を伸ばして小葉がついてる
これが1枚の葉っぱなんだ
長いものだと50㎝にもなるって
へぇ~!
年の終わりごろになると華の数だけ実が出来る
凄い数の実になる
イチョウが銀杏の実を落とすくらいの実を栴檀も落とす
イチョウみたいに踏んでも臭くないからまだいいが
この実は毒があるからね 食べてはいけない。
この樹は大きく枝を広げて葉を一杯つける
夏の暑い時は涼しい日影がありがたい
太陽の日差しは自然の恵み、
栴檀(せんだん)の日影も自然の恵み
その恵みで人も生活できる
ありがたいことです。
Cobucim