桔梗(ききょう) | Cobucim コブシム

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奈良のお寺を訪ねた。

 

このお寺は真言宗の流れをくむお寺、

 

すごく古いお寺。

 

入り口では蓮の鉢が並び参拝の人を迎えてくれる

 

 

 

 

石塔が多いお寺と知られるが

 

柱型の墓石は見当たらない

 

江戸時代に徳川家との付き合いが多くて

 

一般庶民とのつながりが少なくなったせいと言われる

 

 

 

 

このように石塔を集めたところを浮図田(ふとでん)と申すそうな

 

ほとんどが五輪塔で、五つの部分に分かれ

 

上から 空・風・火・水・地 をさし、宇宙を表している。

 

さらに意味するところ大日如来様、阿弥陀如来様を表したもので

 

お寺の歴代のご住職や高貴な人を弔うことで建てられたものが多いそうだ。

 

 

 

 

五輪の形をしていない舟形の石塔でも五輪塔を線刻しているものが多い

 

皆さんのお墓に塔婆を立てられるが、あれも五輪塔と同じ宇宙を表している。

 

 

亡くなった人を弔うために建てられたものは、大昔は三重や五重の塔

 

それが大きな石の塔となり、小さな五輪塔に、そして庶民でも建てられる卒塔婆になったといわれる。

 

 

その浮図田(ふとでん)に秋の七草の桔梗が咲いている。

 

 

 

 

桔梗(ききょう)はキキョウ科の多年草

 

お寺は590年頃に建立されている

 

万葉の時代から

 

1400年も昔から

 

 

この桔梗は多年草だから、その当時からここに咲いていた?

 

今は自生しているものが少なく、園芸種で改良したものが白い花、ピンクの花を咲かせているが

 

 

1400年前の桔梗が今も咲いている浪漫を信じたい。

 

 

 

 

 

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