千年の桜 | Cobucim コブシム

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この地球大丈夫かな?
自然の中で起こる、日々の出来事です。

 

 

 

 

千年の時空を過ごした桜がここに

 

 

千年前というと平安時代のこと

 

幾多の混乱があったろうが

 

その頃のこの場所はひっそりとした山の中のポツンと山寺

 

 

 

 

昔の旧街道、紀州街道にあって

 

室生寺の末寺で南門としての役割をもっていたお寺とのこと

 

 

花は終わってしまっていたが

 

道から本堂に上がる階段の脇に桜はどっしりと立っている。

 

株立ちのような出で立ちで、四方にぶっとい腕木を出している。

 

 

こりゃすごいわ

 

千年の名は嘘ではない

 

 

 

 

お寺の前に地蔵堂があるんだけど

 

茅葺方形(ほうぎょう)の立派な屋根

 

 

そこに張り紙が、

 

千年桜が台風で折れ、その修復に費用が掛かった。

 

公的な補助が出たものの、負担金も相当なもので

 

志納をお願いしたいとの事でした。

 

満開の頃に 目ざとく集まるカメラの人間が踏み荒らした跡が痛々しい

 

皆分かっているのだろうか

 

 

 

 

千年桜の傷み

 

お寺のつつましい佇まい

 

わずかですが気持ちを納めさせて貰いました。

 

 

満開の桜はとうに散っていましたが

 

奥さん(だと思います)の気持ちの良いお声がけと

 

その日の青空の空気で 清々しい気持ちになれました。

 

 

 

Cobucim

 

 

 

 

摩尼山 佛隆寺(ぶつりゅうじ) 

 〒633-0213 奈良県宇陀市榛原赤埴1684

 真言宗室生寺派

 千年桜は県指定天然記念物

 お寺でお茶は頂けるようです。