三椏(みつまた) | Cobucim コブシム

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この地球大丈夫かな?
自然の中で起こる、日々の出来事です。






最初に見たときはこんなだった

大きさにしたら直径1cmぐらい

コンパクトにまとまってる

これが何かわかるか?金太郎





そいつが、咲き出すと、

だんだん膨れてきて

大きくなってくる

ポコ、ポコとは言わないが

白いモンが黄色になってくる



せんせ、ポップコーンやろ?






みよこ君はわかるかな?


せんせ、前にも教えてもらったよ

枝の分かれ方が、みんな三つに分かれてる

だから三椏(みつまた)なんやろ?


随分蕾の時期が長いんだね

やっと咲く時期になってきたんだね。


 





         



三椏(みつまた)は沈丁花科の仲間でな、

楮(こうぞ)とともに紙の原料になっているんじゃ。

その紙で日本のお札を作っているんじゃ。



日本の紙幣の平均寿命は2、3年ぐらい。

一万円札で通常70億枚も流通しているだよ、

五千円札は50億枚、二千円札でも1億枚。

すごい量やろ?








財布の中で眠っているお札もあるだろうが

これが入れ替えられるとしたら、とんでもない紙がいるんだな



紙をつくるなら雁皮(がんぴ)や楮(こうぞ)で作るのがいいけど

それだけで、お札全部を作れることは出来ん


ならば植えて育てることができる三椏を使おう・・・ということになったわけじゃ

金太郎、ここまではわかるか?



・・・・・・なんとか・・・








日本のお札は明治以前からあったがな、

近代日本の紙幣が流通し始めたのは明治からなんじゃ。


最初は外国に頼んで作っものもあったけど

その後はわが国で生産するようになったわけじゃ。

いろいろな研究を重ね

もう130年以上の歴史をもつ技術となっている

最近はその技術で外国の紙幣を作ってあげたりもしているそうじゃ







せんせ

ということは、三椏を自分の家に植えたら

外国のお札も作れて、

何処へ行くにもお金には困らんわけやな・・・・




???

困った奴じゃ・・・