茴香(ういきょう) | Cobucim コブシム

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茴香って書いて、“ういきょう”と読む

辞書で探してみたけどMSの辞書では、この字は出てこない。

誰がこんな字を考えたのだろうか。


今回はそこんとこを考察してみたいと思う。

私にしては、まれに見る非常に学術的で権威ある記事と自負しております。


$Cobucim コブシム-ウイキョウ



この“ういきゃう”ってぇのは、ヨーロッパではフゥェンネルと言う名前で呼ばれている。

地中海沿岸が原産らしい。

こいつがええ香りでな、料理なんかに良く使われた。

そんなことで栽培されるようになったんだな。


花の香りがええというわけではなくて

種を乾燥させたものが香辛料で使われちょるわけだ。


それを昔から、いろいろな国を渡り歩くイスラムの人が広げていったんだ


香りがええっちゅうことで“香”と言う字がついた。

これでひとつ理解できたよな。



それでな、最初の回と言う字に草冠がついている。

この字がわからん。

これはな、中国語なんじゃらしい、同じような漢字だからわからなかった。


茴香は日本語の表記では“回香”とも書く。

回はイスラムの人のことをあらわしているんだ


これで茴香と書く意味がわかったかな?


こうしてヨーロッパからシルクロードを歩き、中国を経て日本にやってきたんですな。




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さて、この字になったのはわかった

でなんでこれが“ういきょう”と読むんじゃろうか。

そこでまた調べてみたんじゃ。


これは中国読み(漢読み)なんじゃそうじゃ

茴(うぃい)香(きゃう)とつなげて“うぃいきゃう”

舌を噛みそうになるから“ういきょう”と読むようになったらしい。



あ、健胃消化薬としてもつかわれているんですな。

久々に真面目な記事でした。

ご清聴ありがとうございました。








【茴香(ういきょう)】

回香とも書く。英名ではフェンネルと呼ばれる。
せり科の多年草で花の大きさは5ミリぐらいかな。
線香花火がはじけたような小花を一杯咲かせる。

葉っぱは細くてモズクを湯がいて緑にして乾かせ、ふわっと重ねたようなかんじ。
種は大きさ8m位で形はスイカの種。柄はイノシシの子供のうりぼうみたい。

料理に使う以外、オオタイサン、やジンタンに成分として入っている。