茴香って書いて、“ういきょう”と読む
辞書で探してみたけどMSの辞書では、この字は出てこない。
誰がこんな字を考えたのだろうか。
今回はそこんとこを考察してみたいと思う。
私にしては、まれに見る非常に学術的で権威ある記事と自負しております。
![$Cobucim コブシム-ウイキョウ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130819/21/is-woods/50/51/j/o0800053512654185753.jpg?caw=800)
この“ういきゃう”ってぇのは、ヨーロッパではフゥェンネルと言う名前で呼ばれている。
地中海沿岸が原産らしい。
こいつがええ香りでな、料理なんかに良く使われた。
そんなことで栽培されるようになったんだな。
花の香りがええというわけではなくて
種を乾燥させたものが香辛料で使われちょるわけだ。
それを昔から、いろいろな国を渡り歩くイスラムの人が広げていったんだ
香りがええっちゅうことで“香”と言う字がついた。
これでひとつ理解できたよな。
それでな、最初の回と言う字に草冠がついている。
この字がわからん。
これはな、中国語なんじゃらしい、同じような漢字だからわからなかった。
茴香は日本語の表記では“回香”とも書く。
回はイスラムの人のことをあらわしているんだ
これで茴香と書く意味がわかったかな?
こうしてヨーロッパからシルクロードを歩き、中国を経て日本にやってきたんですな。
![$Cobucim コブシム-ウイキョウ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130819/21/is-woods/b9/47/j/o0800053512654185752.jpg?caw=800)
さて、この字になったのはわかった
でなんでこれが“ういきょう”と読むんじゃろうか。
そこでまた調べてみたんじゃ。
これは中国読み(漢読み)なんじゃそうじゃ
茴(うぃい)香(きゃう)とつなげて“うぃいきゃう”
舌を噛みそうになるから“ういきょう”と読むようになったらしい。
あ、健胃消化薬としてもつかわれているんですな。
久々に真面目な記事でした。
ご清聴ありがとうございました。
【茴香(ういきょう)】
回香とも書く。英名ではフェンネルと呼ばれる。
せり科の多年草で花の大きさは5ミリぐらいかな。
線香花火がはじけたような小花を一杯咲かせる。
葉っぱは細くてモズクを湯がいて緑にして乾かせ、ふわっと重ねたようなかんじ。
種は大きさ8m位で形はスイカの種。柄はイノシシの子供のうりぼうみたい。
料理に使う以外、オオタイサン、やジンタンに成分として入っている。