木を育てるのは地味な仕事。
ディズニーワールドでパフォーマンスを披露するのでもなく。
ツリータワーが出来て、地図にその仕事が残るわけでもない。
一年の営業の末に仕事がまとまった、という短いサイクルで結果が出るわけでもない。
しかし人が動くだけで経費はかかる
だから山の主は生活が出来なくなってしまうのである。
山仕事にはいろいろな仕事がある。
間伐とか枝打ちは聞いたことあると思う。
枝打ちは太いもの、ならば細いものはなんというか。
『ひも』である。
ひもを落とすことをひも打ちという。
枝を落とすと、木は成長に伴ってその傷を隠してしまう。
大きくなって柱となる時に木肌の綺麗な材料になるのです。
だから枝を落とす。
ヒモのうちに落とすとなお良いわけだ。
風通しもよくなるしね
もう何年手入れが入っていないのだろう
こんな低いところからヒモが生えたままになっている。
幸いなのはまだ日が差し込むことと
手入れが入ったことかな