こんにちは。
オーソモレキュラー管理栄養士
フローラの島野眞澄です。

いつもブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。

今日は蒸し暑かった昨日の空気が入れ替わり
雨混じりですが、とても凌ぎやすい気温です。

汗かかずにラクチン。



さて、先週末
金曜日は札幌のオーソモレキュラー栄養療法を
取り入れてくださっているクリニック様での
栄養カウンセリングでした。

札幌は、ちょうど気持ちの良い晴天で
湿度も低くて爽やか。
道端でやっと紫陽花が咲き始めていて
ラベンダーも良い香りを放っていました。



出張でカウンセリングに入る折に
わざわざご予約くださる患者様は
結構意識レベルの高い方が多いです。

きっとドクターが
栄養カウンセリングに誘導される時に
『東京からすごい栄養カウンセラーさんが来るから…』
そんな前振りをしてくださっているのだと思います。

皆さま、お部屋に入ってきた時からの
ファーストコンタクトがすごくフレンドリーです。

楽しみにしてました!
という感じで。

こちらの緊張が解きほぐれる感じ。
ありがたい事です。


その温かな優しい雰囲気の中でも
実は私はすでに手元にある検査データと
過去の診療記録から人物像を先読みしています。

自ら栄養カウンセリングを予約してくださる
患者様は、自分がこれまで継続努力してきた事など
聞いて欲しい方が多いです。

いわば、自己承認欲求が割合強い方。
アドバイスよりも先に承認して欲しい。
ですので
まずは、患者さまのお話をじっくり傾聴。

お話を聞いて、
自分を自分でどのような位置に置いているのか…

現状の自分にダメ出ししない
そんなスタンスの修正をしてから
アドバイスすることが多いです。

『もっともっと…』の遠くの理想ばかり見て
到達できていない自分を
過小評価する方も多いのです。

現状を受け入れないことには
次に進み出す一歩を
自分でうまく評価できないことが多いです。

札幌でお目にかかった患者さまの中で
もう何年もこの治療を継続。
お食事での糖質コントロールもサプリメントも摂取していました。

とにかく真面目で分析好き。
男性脳タイプの方です。

最初はスタートした直後は、すごく良くなったのに
今は足踏み状態でデータが良くなりません。
脂質代謝異常をいつも指摘されてしまいますと。

お腹の調子もあまり安定していない様子。

カウンセリングしながら
頑張りすぎてるな…の印象。

「お食事美味しく召し上がっていますか?」
と尋ねたら
頑張って食べているんですが…
「実は、本当はあまり食べたくない感じ…でも無理しています。
検査データーが良くならないので…」


真面目な方ほど
栄養解析レポートもらうと
その検査データの数値ばかりに目が行きがち。

検査データ良くするために食べるのではないはず。

聞けば、ドクターが指示を出している以外のサプリをモリモリに盛り込んだりしていました。

「頭でっかちでは、ご自身が心地よいと思う感覚に蓋がされてしまいます。
検査データをよくすることが目的ではないのですよ。
もっとご自分が喜ぶ食べ方にシフトしないとね」

頑張っていることをとても褒めて欲しい。
けれども、頑張っているのになかなかデータが良くならない。

そな狭間にいらっしゃる様子でした。

その方には
「もっとご自身の体感を大事にね。
少しリラックスして
取りすぎているサプリメントは一旦手放して
お食事がおいしいと思えるような食べ方しましょう。
頭で考えることが先行しすぎては、体がついていきませんよ」とアドバイスしました。


頑張りすぎないことも大事。
真面目な方ほど、副腎を酷使しがちです。


解析レポートの血液検査データを元に
次に頑張るモチベーションにすることは良いのですが
それが目的ではないですよね。

データの改善よりも
ご自身の体感が良くて、生活のクオリティが上がっていること。
そこを目指していただきたい。


栄養を入れ込んでも、欲しい効果が得られていないならば、やはりその実践の中での落とし穴を見つけて修正しなくてはね。

心の持ちようもとても大事です。
うまくいかなかったり、少し脱線しても
まっ、今日はいいか
と思えるようになることも時には必要。

ご自身に厳しすぎても、うまくいかないんですねー。



札幌から帰ってきて
休日の翌日

私も自分にご褒美しました。

全身オイルマッサージ。

交感神経の緊張を解きほどくこと。

たまにはヒトの温かな手の温もりと
アロマの力を借りるのが
自分メンテで良さそうです。

『島野さんを施術するのは緊張するー』
と、私の前職を知っているセラピストさん。

気を遣わせてしまいましたが
私も消耗しすぎて、ヘトヘトでしたので
とても心地よくリラックスしました。


Masumiウインク