その場しのぎの言い訳 の続きです。

 

手術前、〇〇医師(過失医)より「よくある簡単な手術」と説明があったため、経験の多い手術なのだと思いました。しかし、医療事故から約10日が過ぎた頃、脊椎手術の執刀経験がなかったことを知りました。助手を務めた〇〇医師(上級医)によると「前の病院で助手として約200例の経験があるから出来るという言葉を信用してしまった」とのことでした。

 

しかし、訴訟提起後に助手としての経験もそれほどなかったことがわかりました。

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《日時》

2021年10月12日(火) 17時30分頃~

 

《場所》

赤穂市民病院6階デイルーム


《面談記録より抜粋》
〇〇医師(上級医)
(以前勤務していた病院の上級医の先生に〇〇医師(過失医)の脊椎の手術症例数を確認したところ)多くて3~40人じゃないかということだそうです。まず、年間100例ぐらいあっても、部下が5~6人居るのでオペは基本的に〇〇先生(元上級医)と助手1名で、〇〇先生(過失医)に助手をしてもらうことはあったけど、3人目が入ることはないそうです。



1年ではなくて2年でですか?

〇〇医師(上級医)
はい。〇〇先生(過失医)が在籍していた期間(2年間)で合計3~40例あるかないか。患者さんの身体所見、触ったりとか、どこが悪い、何番の神経がやられてるって症状があって、分析して、MRI撮って、どこを減圧して、どこにメスを入れたら良くなりそうかという見立てがまず全然出来ていなかった。やらせてみたら全然危なくて、すごい乱暴な手つきで、助手はしてもらったけど、とても任せられなくて部分的に削ってごらんとか、そういうことも一切なかったそうです。大きな医療事故はなかったみたい。赤穂でも心配していたと。200例は絶対になかったと仰っていました。

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脊椎手術の経験については、病院側と過失医師側とでも主張が異なります。

 

 病院の主張

 (令和3年10月6日付の答弁書より抜粋)

〇〇医師(上級医)は、被告〇〇医師から、以前勤務していた病院で2年間に200例以上の脊椎・脊髄関連の手術で第一助手を務めた経験があること、実際に執刀医として施術した経験はないことを聞かされていた

 

 過失医師の主張

 (令和3年12月9日付の準備書面より抜粋)
前勤務先において200例ほど実施された脊椎手術のうち、約半分の100例に助手として入った。その際、術者が一側の骨削除や固定を行い、対側を〇〇医師(過失医)が行うなど、一定の手術経験は積んでいた。とはいえ、手術経験が十分でないことは被告病院や〇〇医師(上級医)にも伝えており、

 

過失医師の直近の主張は・・・

 (令和5年10月16日付の準備書面より抜粋)

自立執刀の経験がなく、術前カンファレンスで執刀辞退を〇〇医師(上級医)に懇願している。自身のみでやり切ることができる手術とは考えておらず、上級医の監督下で行う必要があることは認識していたため、十分な技量をもっていたと主張するものではないが、本件の事故に関していえば、被告〇〇(過失医)の技量のみに帰責されるべきものではない。

 

何が真実なのでしょうか?

 

いずれにしても脊椎手術の主執刀が初めてだったことと、母の手術に自信がなかったことは事実のようです。また、術前説明では患者にそういう説明が一切なかったことは紛れもない事実です。自信がないなら正直に仰っていただきたかったです。上級医に執刀辞退を懇願するほど自信がない手術をなぜ「よくある簡単な手術」と言い切って勧めたのでしょうか?母は過失医師の練習台だったのですか?理解に苦しみます。

 

 

《関連記事》

 

 

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(2021年10月12日の日記より)

機嫌は良かったが、痛みで何度も悲鳴をあげていた。暫くして〇〇先生が病室へ来られ、デイルームに移動して面談。200例の第一助手について〇〇医師(過失医の元上級医)に確認したところ、助手として入ってもらった手術は多くても30~40例、もしかすると30例もなかったかもしれないとのこと。到底主執刀を任せられるレベルではなく、技術についての評価もかなり低かったと仰っていたとのこと。愕然とした。

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ソセゴン注射後

※この写真は動画のキャプチャ画面です

(2021年10月12日17時06分動画撮影)

 

 

医療過誤の経緯に関する記事はこちら→ 医療過誤

 

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