過失医との最後の面談(脳外科医も辞める) の続きです。

 

2021年7月15日、〇〇医師(過失医)との最後の面談ではプライベートなお話もしてくださり、その大変な状況に同情致しましたが、今となっては、そのお話自体事実だったのかどうかさえわかりません。面談中は責めるような言葉は一切使わないよう気を付けながら、極力冷静にお話しさせていただいたつもりです。

 

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市に対しても申し立てされてますよね?

〇〇医師(過失医)
市に対しては何もしてないですよ。それは何もしてないですよ。うーん、まあ、何にせよ、ちょっとまあ、ここには私は必要ない人間ですし。で、何よりもやっぱり手術の事故の責任を誰かが取らな、まあ、世の中で言う責任の取り方っていうのは辞めるっていうのと、居続けるっていうのと両方あると思うんですけど、病院としては僕が辞めて、〇〇先生(上級医)が居続けるっていう方の責任を取るっていう責任の取らせ方を多分望んでるんだと思うんです。なんて言っていいかわかんないですけど、つまり、私はこの件の責任の取り方としては多分もう辞めることしかないと思いますね。だから、まあ、もうちょうどいい機会ですし、まあ、もう、こんなに苦しむくらいならもう手術もしたくないってずっと思ってたんで。だから、まあ、何も言わずに行くのはちょっと憚られてたんで院長にはちょっと一回会う機会を設定してくださいってお願いしていたんですけど。

 

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※「院長にはちょっと一回会う機会を設定してくださいってお願いしていた」とのことですが、後日(2021年7月21日)、〇〇医療課長に確認させていただいたところ、「その目的がちょっと少しズレてるんですね。〇〇先生(過失医)が〇〇さん(母)と話をしたいというのではなくて、〇〇先生(過失医)が同席した上で、〇〇さん(母)に対して院長が色々なことがあったけども謝罪をしてほしいという、そういう申し込みだったんです」とのことでした。
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知らなかったです。

〇〇医師(過失医)
いや、院長にお願いしてたんです。もう辞めようと思って、ちょっと今後、あの、逃げるようにして行くっていうのはやっぱり、なんていうのか、もちろんそれはあんまり人として有るまじき、だと思うんで。だけど、ま、ちょっと、ここでやっていくのは厳しい状態ですし。

※プライバシーに関わる内容のため省かせていただきます



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〇〇医師(過失医)

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ずっと辞めようとは思ってたんですけど、なかなか思い切れなくて。

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〇〇医師(過失医)

※プライバシーに関わる内容のため省かせていただきます


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〇〇医師(過失医)

※プライバシーに関わる内容のため省かせていただきます

まあ、とりあえずバイトでも食い繋ぐことは可能ですし、まあ、何かしらやって生きてはいきますけど。とりあえず、まあ、それで考えてます。あ、何にせよ、〇〇先生(上級医)とは最初は凄い関係良かったんですよ。手術していた頃は。まあ、個性的な方ですけど。


そうですね。

〇〇医師(過失医)
でも、やっぱり僕が手術出来ないと、まあ言ったら役に立たんじゃないですか。まあ、なんていうか〇〇先生(上級医)の負担が大きくなるし。そういうので、ちっちゃな揉め事が重なって責任の押し付け合いっていうか、僕は押し付けることはないですけど。まあ、そういうのが積み重なってどんどん壊れていくって感じですよね。だから、いろんな諸事情で、もちろん、私が辞めるっていうことで形的には病院も、だから誰かが責任取るっていうのを望んでるのかもしれないですし、だからまあ・・・ただ、何も言わずに行くのは凄い気持ちが許せなかった。こういう形で話す機会をいただけたこと。


病院はご存じなんですか?

〇〇医師(過失医)
院長には言ってます。ただちょっと、〇〇先生(上級医)にはちょっと・・ちょっと微妙なアレなんで何も言わずに。なので、ちょっと出ていただいた形です。ちょっとそういうこともあって退職させていただきます。多分、僕が居ない方がみんな幸せやと思います。でも、とりあえず〇〇先生(上級医)には今間接的にお伝えしましたし、きっと薬は試せるやつはもっとあると思います。私が主治医だったらきっと何種類も試してる、ちょっとリスクを取り過ぎなところはあるんですけど。でも、やっぱり使ってみていいのはあると思いますし。後はもう、ちょっと〇〇先生(上級医)にお任せする形にはなりますけど、ただ、指くわえて見てるだけじゃなくて次の何かそういうプランを考えていらっしゃるとは思いますので、まあ、色々試して、何もしてないっていうのは結局何も進まなくて出来ることは沢山あると思います。ちょっと実際それにどうなっていくかっていうのを見れずに終わるのは心苦しいですけど。やっぱり私、今それを望まれてる状態なんです。だから、ちょっと、なんか、うーん、なかなか、ちょっと色々と詳しくは言えないんですけど・・・まあ、とりあえず、元気で退院されることを祈ってます。すいませんでした。


母はやっぱり当事者ですし、痛みがあると、こうなった原因のことを考えると、やっぱり〇〇先生(過失医)を許せないとは言ってます。私は前にお伝えしたと思うんですけど、医療過誤ということを言って、この先の人生、誰かを恨みながら過ごしてほしくなかった、それも(母に医療事故が原因で後遺障害を負ったことを)言いたくなかった理由の一つなんです。

〇〇医師(過失医)
そう仰ってましたね、それは覚えてます。恨んでちょっとでも、その、気持ちのやり場ですよね、怒りの矛先にでもなれればまだそれで少し心が癒されるんであれば。


いや、ないでしょ、そんなん。

〇〇医師(過失医)
いや、わかんないです。とりあえず、少なくとも、この事故があってから一年半くらいですかね?私はもう決して幸せではなく、もう人生のどん底を這っていたような、それはもう、その、〇〇さん(母)の苦しみに比べたら数パーセントもないようなレベルですけども。だけど、なんか怒りをぶつけて、まあ、そんなことくらいしか僕が役立てることはないんです。もう何の役にも立たない人間なんで。もう、あの、ほんとに申し訳ありませんでしたとしか言えないです。ほんと、すいませんでした。


仰いましたよね。お母さんが訴えたいって言った時にその権利がなくなっているのはおかしいですよって。

 

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(2020年5月1日の記録より)

「後になって本人が事故だと知って訴訟を起こしたいと思った場合、もうその権利はなくなっているんですよ。娘さんがその権利を奪ってはならない。」

〇〇先生(過失医)の大変高圧的な口調に驚き、恐怖に近いものを感じた。

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〇〇医師(過失医)
いや、それは、その、その時に言ったことですよね。だから、繰り返しになっちゃうんですけど、私は言うべきだということを言いたかったんやと思います。あの、本人に伝えるべきだということを言いたかったのが凄く回りくどい言い方になってるんやと思います。ただ、その時思っていたことは、ひとつは本人に伝えるべきだ、退院させるべきだっていうのは凄く思っていたのは覚えてます。


母に(医療事故が原因で後遺障害を負ったことを)言ったのは5月21日なんです。でも、すぐにちゃんと理解出来なかったです。母にもここ(カンファレンスルーム)の席で画像を見ながら説明してもらったんです、〇〇先生(上級医)に。でも、歳のせいかもしれないですけど、すぐに理解することは出来なくて。やっぱり普通の人って神経切ったから足が痛くなるってわからないんですよね。私も最初なんで?って思いましたし。腰の手術をしててなんで足の感覚がなくなるの?って。私、それぐらいの知識しかなかったので、最初私もやっぱりわからなかったですね。なので、母はかなり時間を掛けながら徐々に理解したんだと思うんです。それから徐々に痛みが出だして、かなり、怒りもあるというか。今の母は〇〇先生(過失医)のことを許したくない、許せないって言います。

〇〇医師(過失医)
もちろん許してもらうためではないですけど、お会いして、また話出来るなら、謝罪出来るなら。


さっきも聞いたんですけど、〇〇先生(過失医)と会うけど・・・って。私は会いたくないって。あんたも会わんときって言われましたけど、私はやっぱり、〇〇〇〇(スーパー)でお会いして、翌日もちょっとお見掛けしてからお会いしてなかったと思うので。

 

 


〇〇医師(過失医)
あー、病棟で・・・そうですね。お会いしてなかったです。あれ、いつ頃でしたっけ?なんか薄着してましたよね。


もうすぐ一年だと思いますけど。

〇〇医師(過失医)
そうですね。いやいや、私の方からね、ちょっとお話をとか言えないので、だからまあ、こういう機会をいただけて本当に良かったと思います。すいませんでした。


病院の弁護士からこちらの弁護士にそういう受任通知はあったんです。年末(※)に。ただ、母はそんな金銭で和解とか、示談とか、もうそういうのは考えられへんと。
 

※正しくは、病院の代理人弁護士から通知が届いたのは年末(2020年)ではなく3月(2021年)でした。

 


〇〇医師(過失医)
それは当然そういうお金でどうにかなる問題じゃないですし。


かと言って、その、誰かを恨みながら過ごすっていうのは物凄く見てて辛いんです。正直、私が一番避けたかったパターンに今なっていってるので。

〇〇医師(過失医)
言ったことによって・・ですね。


そうですね、やっぱり、こういうことになってほしくなかったから言いたくなかったっていうのもあります。

〇〇医師(過失医)
まあ、全て私の、だから、判断が間違ってたのかもしれないし・・あの時はそうは思わなかったし・・・その、まあ、隠してる後ろめたさ、お母さんの前である程度芝居をするわけじゃないですか、嘘を吐くためにね、その罪悪感とか、それがプラスアルファになるわけですよね、元々。そっから逃れたかった、そういうエゴなんかもしれない、結果的には言わん方が良かった・・あの時は、でもそうは思ってなかった、わからないですけど。


あの時は〇〇先生(過失医)なりの正義感とか、そういうものがあったと思うんですね。正義感から本人に言わないといけないって思っていらっしゃった面も私はあったと思いたいので。思ってるんですけど・・・

〇〇医師(過失医)
何ていうか、今までそういう隠すとか、患者さんに対して嘘を吐く、騙すようなことをするっていうのは自分の中でやったことがないというか、それをやるくらいやったら医者辞めるっていうレベルの自分の中ではそういうことなんですよ。


それは〇〇先生(過失医)がある意味、筋を通したいとか、あったと思うんですけど、ただ、それを言うことによって本当に母はどん底に落ちるわけですよ。あの時点で先生からそういう説明をされたら半狂乱になっていたと思います。あの時期に言われると。だから私はまだ時期じゃないと思ったんです。

〇〇医師(過失医)
だから、あの時の私の判断というのは全てひとりよがり、結果的に見て。まあ、そうだったんだと思います。


なので、正直、〇〇先生(過失医)から母の選択の権利を奪うのはおかしいって言われて、その言葉がずっとあったので本人に(医療事故が原因だと)説明してもらいました。でも、結果的に良かったのかどうかわからないです。結果的にやっぱり恨むことになってるので。わからないです。良かったのかどうかわからないです。でも、母が知ることで〇〇先生(過失医)がちょっとでも楽になれるのかなとか、そういう気持ちもありました。

〇〇医師(過失医)
むしろそういう、僕のためにでは決してないとは思うんですけど、もしかしたら無意識にそういうことを望んでいたのかもしれないです。自分が楽になりたいから、その時に。だけど、それは、その、まあ、それがじゃあ誰かのためになったかっていうと今振り返ってみるとそうじゃない可能性の方が高いかもしれないし、もしも、今痛みから解放されて不思議ながらも帰れて、そうなった時に改めて実はあれって聞くよりは良かったのかもしれないし、それはもう、同じのを二回試すのは出来ないので、何がベストやったかはわからないです。ただ、私はもう私の教示に従って行動したし、まあ、もちろん仰る通り楽になりたかっただけなのかもしれないです。それはもうあの時の自分の、今客観的にこう自分が話したことを聞いてあり得ないと思います。だから、そういう精神状態やったんやと思います。そんな言い訳を患者さんの家族に対してすること自体おかしいと思うんですけど、そういう状態だったのは事実かもしれません。今聞いて、信じられないです。自分で自分がそういう発言をしたことを。で、それがその時、なんであんなこと言ったんやろってあんまり思った記憶がないんです。だから、多分、正常じゃなかったんやと思います。だから、ほんとに申し訳なかったとしか言いようがないし・・・


私はお聞きしたことを捻じ曲げてお伝えしても仕方のないことなので、それはないですし、あの直後、私ブログ(非公開の入院日記)に書いてるので、それは仰ってるんです。

〇〇医師(過失医)
だから、ブログ(非公開の入院日記)を見た時に、あの時の自分ですよ、あの時の自分が思ったのは、なんでこんな怒ってはるんやろって、自分は正しいことしてるじゃないかと。でも、今そうやって聞いてみると、そら怒るかなって思ってるけど、やっぱりそういうことなんだと思います。もう何を言っても繰り返しになっちゃうだけなので、ほんとにすいませんでしたというか、まあ、とりあえず、一応お伝えしたかったのは、その、ちょっと限界もあって退職します。で、〇〇先生には宜しくお願いしますとお伝えする・・・

※プライバシーに関わる内容のため省かせていただきます


〇〇医師(過失医)

※プライバシーに関わる内容のため省かせていただきます



~カンファレンスルーム退室~


〇〇医師(過失医)
〇〇先生(上級医)には(口に指を当てて内緒)で。まだ8月の頭ぐらいまで出勤すると思います。来てるだけですけど。


8月いっぱいですよね?

〇〇医師(過失医)
いや、有給消化があるので。形上は席を残すだけで、誰にも言ってないので。ありがとうございました。

 

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以上です。
残念ながら〇〇医師(過失医)のお話しぶりからは「心からの謝罪の言葉」とは程遠い印象を受けました。それでも「それはやっぱり見る必要があると思います」と仰ってくださった母が痛みに苦しむ動画を見せてくれとご連絡いただければ、少しはその後の状況も違ったような気がします。ご連絡いただけず、惨めな気持ちになりました。

 

最後の面談の約1年前(2020年7月30日)、医療安全推進室経由で〇〇医師(過失医)からの謝罪文を受け取りました。氏名までワープロで打たれた温もりに欠ける手紙でしたが、それでも〇〇医師(過失医)ご本人が作成されたもので、心から反省してくださった上での謝罪文であると信じたいと思いました。

 

 

 

最後の面談から約1ヶ月半後に訴訟提起し、2年3ヶ月が経過した現在も係属中です。先月〇〇医師(過失医)側から提出された準備書面では事故の原因は〇〇医師(上級医)にあると主張されています。2020年7月30日に受け取った「今回の事故はすべて私の技術の拙さが原因」と記された謝罪文は〇〇医師(過失医)ご本人がお書きになったものではなかったのかもしれません。

 

医療事故で神経を切断された後の母は本当に惨めで、そんな母をどうしてあげることもできない私自身も惨めな気持ちでいっぱいです。半分死んでいるのと同じです。

 

 

医療過誤の経緯に関する記事はこちら→ 医療過誤

 

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