正式謝罪⑥(自信がない手術) の続きです。

 

2020年1月22日の医療事故から約2週間が過ぎた頃、〇〇医師(過失医)が私に事実を説明していないことが判明し、実は少なくとも2本の馬尾神経を切断していることや、〇〇医師(過失医)には後方除圧術の執刀経験がなかったことを〇〇医師(上級医)よりお聞きしました。院長(当時)のご意見もお聞きしたいと思い、ご質問させていただくことにしました。

 

《参考》

 

 

 

 

(私:経験がない手術をどうして任せてしまったのかなという疑問は残りました。)

「誰でも初めての手術というのはあります。もちろん指導医がつき、助手とかをしながら研修します。その指導医が十分サポート出来る体制でないと。まずは患者さんの安全が第一ですからね。医師のトレーニングももちろん必要です。誰にでも初めてというのはあるわけですけども・・・あくまでも患者さんの安全が担保された状態じゃないとやったらダメだとは思っています。」

(私:患者から「この手術は初めてですか?」と聞いた方が良かったんでしょうか?)

「実際聞かれる人は居ますしね。」

(私:すごく簡単な手術ですって言われたんですけど。)

「それもちょっとね、どうかとは思うんですけどね。」

(私:だから初めての手術だなんて本当に思わなかったんです。)

「患者さんの方からも先生はこの手術何例目ですか?とか、この病院では何年やってるんですか?と聞かれることもあります。また医師によっては、私はまだ十分な経験がないけど、ちゃんと指導医がついてやってくれますから大丈夫ですとか。

 

ただ、簡単な手術っていうのは言い過ぎかもしれませんね。やっぱり人の体に人間がメスを下す場合には100%の安全というのはあり得ないので。だから、外科医として、そういう危険性があるというのは説明して、どれぐらいの頻度で起こるか説明したうえで、手術の必要性とのバランスで最後は患者さん、家族に決断してもらう、医師としては勧めるところまでなんですけどね。


絶対やれとかそういうことは言わないようには今の時代してますね。昔はもう手術の結果悪くてもそれは仕方ないですって・・・今はそういう時代じゃないんでね。ちゃんと安全性を担保し、それが医療安全ですのでね。そうは言いながらも、やはりある頻度でやっぱり合併症とかいうのは起こるので、そんな簡単なとかはちょっと良くなかったと思いますね。」

(私:一週間で退院出来ますし、退院する時にはスタスタ歩いて帰れますからって仰ってました。だから、本当に簡単な手術なんだなって思ってしまったんです。)

「それはうまくいった場合の話でね。」

 

 

 

執刀医ご自身が「簡単な手術です」と仰っているのに、「初めての手術ですか?」とか「この術式は何例目ですか?」と質問することによって気分を害されるのではないかと思い、躊躇してしまうのは患者側としては普通のことではないでしょうか。

 

牛窓旅行でのお気に入り写真

ちょうど1年前の今日5月17日、大切な犬が虹の橋へと旅立ちました。

 

 

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医療過誤の経緯に関する記事はこちら→ 医療過誤

 

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