医療ヨガのブログ

医療ヨガのブログ

若さと健康を維持する医療ヨガのブログです。大阪府摂津市のはしもと内科外科クリニックでは、院長の橋本和哉氏が考案した「医療ヨガ」を患者さん中心に一般の方向けの講座として毎月行なっています。医療ヨガ講座担当各インストラクターや橋本ドクターの原稿を載せています。

漸進性筋弛緩法

漸進性筋弛緩法をご存知でしょうか。1920 年代にエドモンド・ジェイコブソン博士という人が、患者の焦燥感を緩和するために考案した「筋肉の緊張状態を制御し観察して学習する技術」です。

その方法を大阪府の役所が出しているリーフレットから引用します。

漸進性筋弛緩法は、ストレス状態のときは、無意識のうちに 筋肉が緊張状態に なっています。漸進性筋弛緩法は、意識的に筋肉に力を 入れて、そのあと ゆるめることを 繰り返すことで、リラック スしていく方法です。
やり方は、からだの各部分に 思いきり力を入れて 緊張させましょう。 しばらく その感覚を保ったあと、ストンと力を抜きます。

こうしたやり方を身体の随所で行うわけです。

どのようなメカニズムで効果が出るのか?まではネットで探しましたが、探すことはできませんでした。

おそらく、筋肉の状態をモニターしている筋紡錘や筋肉と脊髄とを結ぶ筋肉反射が関連しているように思います。

さて、漸進性筋弛緩法は医療ヨガでもよく使っています。例えば指と指を合わせて力を強く入れその後、スッと脱力するのです。

筋肉はストレッチをすれば弛緩すると思うかもしれませんが、その時は弛緩しても1時間もしないうちにまた筋緊張してきることも多いです。

おそらく、ストレッチしても筋緊張を起こしている精神的なストレスなどが軽減していないからかと思われます。

そのため医療ヨガの動きでは出来るだけ脳でもリラックスできるようにストレッチした時、快い感覚を味わって貰うのですが、漸進性筋弛緩法では力を入れた時、そこに蓄積しているマイナスの気エネルギーも出るのかもしれません。

いずれにしても漸進性筋弛緩法は局所的に筋緊張が強い時に簡単に弛緩できる方法なので日常的に筋緊張しやすい人はちょっとした時間でぜひやってみられると良いです。

からだの各部分に 思いきり力を入れて 緊張させましょう。 しばらく その感覚を保ったあと、ストンと力を抜きます。
一般の外来診療ではリハビリをあまり指導しない

最近、パーキンソ症状の人が来院されました。パーキンソ症状とは身体が固くなる、手が振える、動きが悪く歩行困難になる、などの症状があります。
その方もそのような症状に加え、前屈姿勢もありました。日常生活にも支障を来していました。

某大学病院の神経内科にかかっていて薬は出されていますが、リハビリを教えて貰ったことがない、とのことでした。

先ずは、背骨を良い姿勢にすること、手先が固くなっていたので手指の第一関節をしっかり動かすようにお伝えしました。
具体的には医療ヨガのポーズをできる範囲で行うことをお勧めしました。

こんなこと教えて貰ったことがないと感激されていました。

歩行には大黒柱である背骨が良い姿勢であることは大切です。前屈位だとか横に歪んでいるなどでは歩行はし難くなります。
これは寝転んで回旋運動することで改善します。

また日常生活では指を動かしているようでも第一関節はほとんど動かしていません。そうすると指の第一関節は固くなって手先の器用な動きは出来にくくなります。
医療ヨガでは指先の第一関節を特に動かすように指導しています。

今回の方も医療ヨガにより症状の改善しました。ただ、動きをやらなくなるとまた拘縮(固くなる)して動きが悪くなるので少なくとも数日に一度などこまめにできることを行うこととお伝えしておきました。

脊髄と手先をしっかり動かすこと、これだけでも日常生活の動きアップになりますからぜひ行ってみてください。

厚生労働省が出すヨガを含めた統合医療の発信

厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』の中にヨガとは?その働きは?
という記載があるのをブログの記載で教えてもらい知りました。

https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c02/13.html

厚生労働省も統合医療に関心を寄せているのですね。アメリカなどはもっと以前から興味を持っていましたし、ヨーロッパは歴史的にも統合医療を推進しているので日本は追随とも言えますが、ヨガを勧めている立場からは望ましい傾向です。

その記事を今回は紹介いたします。

ヨガとは、そのはたらきは、
ヨガは古代インド哲学に歴史的起源を持つ心身の訓練法です。それは精神的な訓練法として始まりましたが、身体や精神の健康を促進する方法として普及しました。
古典的なヨガにはほかの要素も含まれていますが、アメリカで実践されているヨガは通常、「アーサナ/体位・姿勢」「プラーナーヤーマ/呼吸法」「ディヤーナ/瞑想」に重点を置いています。アイアンガー、ビクラム、ハタヨガなどの評判の良いヨガ流派は、これらの要素を重視しています。
ヨガや、2つの中国起源の訓練法である太極拳と気功は、「瞑想的運動」療法と呼ばれることもあります。3つの訓練法にはすべて、瞑想的な要素と身体的な要素の両方が含まれています。

ヨガの有益性(ベネフィット)とは?
研究は、ヨガについて以下のことを示唆しています。
* ストレスを和らげ、良好な健康習慣をサポートし、精神的/情緒的な健康、睡眠、生活の調和を改善することにより、全般的な健康増進を助ける
* 腰痛と頸部痛を和らげる
* 更年期障害の症状を和らげる
* 困難な生活状況に関連する不安や抑うつ症状の管理を助ける(しかし、ヨガは不安障害、臨床的うつ病、心的外傷後ストレス障害(posttraumatic stress disorder、PTSD)の管理に有用であることは示されていません)
* 禁煙を助ける
* 太り過ぎまたは肥満の人の体重減少を助ける
* 慢性疾患の人の症状を管理し、生活の質の改善を助ける
ヨガの健康に対する効果に関してさまざまな研究がありますが、多くの研究は少人数を対象としており、質の高いものではありませんでした。そのため、ほとんどの場合、ヨガは特定の健康目的の利用に有望ですが、有用であることは証明されていないと言うことしかできません。

そして別の項目ではどのような疾患に効果あるかが記載されています。

厚生労働省は担当できる人に研究費を出して研究依頼をした結果をベースにしているので信頼できる参考になる内容です。