落合陽一氏の『2030年の世界地図帳』を読みました。
1971年生まれの私は、
1990年代のインターネットおよび携帯電話の普及で、
社会が大きく変化するのを目の当たりにしてきました。
ポケベルは大学生のころでした。
社会人になりたてのころ、
テレビCMでとんねるずが「みんなを電話にする会社」と言っていて、
当時は「みんなが電話になる」世界なんて想像もできなかったけれど、
20年も経たないうちに、私たちは、
世界のあらゆる情報を、毎分、掌の中で操作しています。
だからこそ、本書で落合さんが言っていることは
絵空事でないことはよくわかります。
テクノロジーは世界を変えます。
世界を救いもし、滅ぼしもします。
AIはもっと生活の中に溶け込み、
ブロックチェーンによる取引が一般化し、
今、私たちがどこでもニュースを見ることができるような感覚で、
どこでも学び、働けるようになるでしょう。
5Gの登場や翻訳技術の進化で、世界はもっと協同しやすくなり、
テクノロジーの進歩と合わせて、
食料の問題や環境の問題が世界規模で解決に向かっていくかもしれません。
2030年といえば、
今中学生の娘たちは、それぞれ25歳と22歳になります。
その頃の世界は、今からは容易には想像できないものになっているでしょう。
何が正解か、いよいよわからなくなってきました。
子どもたちは今、何を学んでいけばいいのでしょうか。
計算は量子コンピュータがやってくれるでしょう。
英語が堪能になったところで、
自動翻訳技術が発達した未来ではそれほど役に立たないでしょう。
今、子供たちにとって一番大切なことは、
「わけのわからない新しいこと」に出会った時に、
それをおそれて思考停止に陥るのではなく、
きちんと学び取り、活用できる
知的好奇心とリテラシーではないかと思います。
あとは、まだAIが追い付いていないと信じたい、
「心」の分野でしょうか。
ド文系な2人は、今後テクノロジーの開発に直接携わることはなさそうですが、
新しいテクノロジーを活用して人や社会に貢献できる道を、
何とか見出してもらいたいと思います。
それは、私自身にも言えることですが。


