https://www.amazon.co.jp/dp/4480435743/ref=cm_sw_r_cp_api_i_ocTHEb4EP2XVP
前回の記事(https://ameblo.jp/iryomico/entry-12578320014.html)にも登場した漫才コンビ祇園の櫻井さんが影響を受けたと言われていた本書を読んでみました。

ミニマルに文庫本になっているところがさらに嬉しいです。

Amazonのレビューは辛口なものが多いですが、私自身はとても救われた1冊でした。
「汚部屋出身」という著者が、これまでモノを増やしてきた半生を告白したのち、明快に物を手放す方法をリスト化してくれています。1ルール1ページで、基本編65ルール、追加分15ルール。

どれも心に刺さるものばかりですが、本書を読んだ日から毎日片づけができている自分の心の中に絶えず浮かんでいることばは、ルール59の「本当に必要なモノは必ず帰ってくる」。

(引用)モノを手放すときについつい感じるのは、「これを手放したら、このモノともう二度と出会えないのではないか?」という恐怖心だ。この恐怖心にさいなまれると、何も手放せなくなってしまう(引用おわり)

今はインターネットでどんなにマニアックなものでも手に入るようになったと本書は言います。もう一度読みたい本は読める。もう一度目にしたいと思うモノは誰かが必ず持っている、と。

以前していた手芸の道具や学生の頃買った学術書。使わなくなって久しいのに「いつか必要になったら…」とホコリかぶらせていました。それを「また必要になったらその時手に入れたらいいんだ」と思えるようになってから、片づけの手が軽くなりました。

他にも、
ルール17「同居人『モノさん』の家賃まで負担しない」
ルール20「まず『収納という巣』を手放す」
も私を動かしてくれます。
押入れを占拠していた衣装ケース8個を処分しました。衣装ケースの中のもののほとんどは、必要ないものでした。

何もかも手放す勇気はまだないので、できるところから頑張ります。



堀江貴文さんの『ゼロ』を読んで私が踏み出した一歩は、これでした。
「お掃除代行の予約を入れる」
全部自分で抱えるのをやめました。
片付けが苦手なのは小学生の頃からです。家族も寛げないし、ましてや中学生を育てる身としては教育上も良くない。自分の苦手なことでずっと悩み、不本意な状態を続けるより、誰かに手伝ってもらって快適な環境を作る方が良いと思ったのです。

そして、家事代行の体験談でもないかな、と探してみつけたのが本書です。
本書は「1日2時間の家事の時間を家電や家事代行を活用してゼロにしよう」という、ユニークな発想の本です。

現在の家事の三種の神器は「洗濯乾燥機」「ロボット掃除機」「食洗機」。著者の本間朝子さんはこれに「AI調理家電」と「スマートスピーカー」を加えた5種の神器で家事の負担を減らそうと提案されています。このうち、洗濯乾燥機と食洗機は毎日お世話になっています。

私はお笑いが好きなのですが、最近ミニマリストになられた祇園という漫才コンビの櫻井健一朗さんは、ご自身の独身生活をYouTubeで配信しておられて、食洗機以外の4つを使って生活されています。
そこに登場するホットクックちゃんが本当に健気で働き者で感心していたので、本書にも出てきて感動しました。

本書は、家電、家事代行のことが主に書かれていますが、「掃除が楽になるプチリフォーム(つっぱり棒など)」「家事動線を見直そう」といった暮らしの工夫も載っています。食材セットのミールセットの情報もあります。一番勉強になったのは、1週間の献立を考えるのに役立つサイトや雑誌の情報でした。さっそくレタスクラブを買ってみたものの、また雑誌が溜めこむイメージしか湧かなかったので、Cookpadのプレミアムに入りました。日替わりの「今日のおすすめ」などを参考にして、脱マンネリも目指します。「物件探しのポイント」は私の暮らしに関係ないので飛ばしましたが、読者の今の状態によって読む章を選べるのも楽しいです。

一晩悩んで、ホットクックをポチりました。ホットクック置き場も空けました。謎に到着が1ヶ月後ですが、楽しみです。
ルンバは、今は床に物があり過ぎて買っても効果がないので、夏までに片付けを頑張って、9月の自分の誕生日に買うのを目標にしました。
スマートスピーカーは、まだ私の中でイメージが湧かないので保留。

4月から、月に2回お掃除代行さんが来る生活が始まります。代行さんに水回りのお掃除を手伝っていただいている間、私はリビングと和室を片付けます。ハウスクリーニング、家事代行をうまく活用して、快適生活が実現したらいいなぁ。

つくづく、読書って面白いです。
岡本太郎さんの『自分の中に毒を持て』、堀江貴文さんの『多動力』『ゼロ』に出会っていなかったら、こんな行動には出なかった。ずっと、家事が苦手な自分を責め、自分で抱え、自分を諦め、微妙な居心地の家に住み続けて来たのです。本を読んで今の自分を肯定したから「手伝って」が言える。大事な発見をしたな、と思っています。

次は何を読もうかな。
『多動力』で意外にも(そして不本意にも)堀江さんと自分に重なりを見つけ、彼の自叙伝ともいえる本書『ゼロ』を読みました。
(カバーを外したシンプルな装丁がこの本の内容を的確に表現していると思います)

結果として、堀江さんのことをテレビやネットでの姿だけで判断し敬遠していた自分を後悔しました。堀江さんと私は1歳差です。心をオープンにしてもっと早く堀江さんに出会っていたなら、私の30〜40代は違っていたかもしれない。ただ、47歳の今、堀江さんに出会えたことは、タイミングも含めて必然なのだろうと思います。

「失敗なんか恐れる必要はない。僕らにできる失敗なんて、たかが知れている(201p)」
「人生には『いま』しか存在しない(211p)」
「飽きっぽさは最大の武器(213p)」
「すべての羨望は向上心に変換可能(217p)」
最近何冊か読んだビジネス書では得られなかった、自分にぴったりくる言葉にいくつも出会いました。

私はずっと、のめり込みやすく飽きやすい自分の性格に翻弄されてきました。一番恐ろしかったのは結婚で、「いつかふと飽きるんじゃないだろうか…」という不安は今でもあります。いつ飽きるか、自分でもわからないのです。理由はなく、タイミングも自分では予想できず、ある日突然ふっと飽きるのです。
堀江さん流の飽きずに継続できる方法は、「まったく別ジャンルの小プロジェクトをいくつも同時進行していく」こと。自分を振り返って、たしかにいくつもの役割を同時進行してきたことに気づきます。それを私は「専心できない無節操なこと」と否定的に捉えてきました。堀江さんはそれを丸ごと肯定します。

「無節操だと批判されても、行き当たりばったりだと笑われても、勝手に言わせておけばいい。誰よりも早く動き出し、かたちにしてしまおう(216p)」

堀江さんは、自分のアイデアやハマったことを「かたちにする」ことにこだわる方です。「かたち」にすることによって、それをみんなとシェアでき、社会を変えていくことができるからです。そこは私に足りていない部分です。走ってはいるけど、それでは私だけのパフォーマンスになってしまう。みんなとシェアできる「かたち」にすることが今後の目標になっていきそうです。

『多動力』で自分を肯定してもらい、『ゼロ』でその自分の特性をどう活かすかを示してもらった気がします。あとは、堀江さんの
「あなたの『ゼロからイチ』を見せてほしい」
に応えて、一歩を踏み出すだけです。
どこに踏み出すか自分でもわからない、スリリングな一歩を。

私は多動の特性があって、いわゆる「片付けられない人間」です。
成績表の性格欄はいつも「好奇心旺盛」。興味関心が散らばりがちな子供に対する唯一の褒め言葉です。年賀状には毎年「今年こそ落ち着いた暮らしをしたいです。」と書き添え、『天然生活』などの「ていねいな暮らし」に憧れるものの、実態は目も当てられない状態。
就職活動をすることなく、教授に頼まれたアルバイトを皮切りに、専門職とはいえ非常勤の仕事をいくつも掛け持ちし、「お仕事は何を?」と聞かれた時はいつも答えに窮しました。さらに最近は、給与が発生しないボランティア活動やライフワークも加わり、生活のあり方がさらに混沌としてきました。
また、嫌いなことが本当にできないタイプで、そういう仕事から逃げられるように、非常勤の世界に居続けました。好きなことしかしないのは楽しいし、好きなことについての苦労はなんとも思わないけど、いわゆる普通の仕事はできません。「自分はまっとうな社会人ではない。」という思いをずっと抱えて生きてきました。

そんな、自分のあり方をすべて肯定的に主張してきたのが本書です。
(↑いつもながら装丁者さんごめんなさい。この方が落ち着いて読めるのです。)

堀江さんは好きではありませんでした。彼をテレビやYouTubeで見るたびに、常に見下され、絶えず挑発を受けているような緊張を感じていました。堀江さんの本はもちろん何度も目にしましたが、手に取ったことは一度もありませんでした。今回はAudibleで適当にサンプルを聞いている時に本書を聞き、流れてくる一文一文が衝撃的で、思わず本屋に立ち寄り文庫版を購入したものです。

堀江さんとはやっていることの規模が全然違いますが、分野の違う肩書を複数持っていること、見切り発車をしがちなこと、「サルのようにハマり鳩のように飽きる」こと、電話が嫌いなこと、会議中にスマホを触ってしまうこと…など、堀江さんと共通する部分はかなりありました。
大きく違うのは、私はその全てを否定的に捉え続けてきたことです。「落ち着きがない」「無鉄砲」「飽きっぽい」「コミュ障」「社会不適合者」。
本書では、堀江さんからそれらをことごとく肯定されて、今まだ混乱中です。

堀江さんの多動力は凄まじいし、習得のスピードは段違いで、到底及びませんが、「あんた、そのまんまでやっていったらいいよ。」と言ってもらえている気がして、とても気持ちが楽になります。
本書は、読者に印象を残すために「バカ真面目はやめろ」「職人は不要」といったことも書いていますが、私個人は、そういうひたむきな人たちへの憧れがずっとあるし、初志貫徹型の人、多動な人、どちらも社会には必要だと思います。

1トピック6ページ。タイトル、要旨、本文、最後には「Just Do It」というワーク。非常にリズムが良く、堀江さんの仕事論「仕事は速度よりリズム」を体現している構成です。
今日は引き込まれすぎて一気に読んでしまったので、少し日を置いて、ゆっくりワークをしながらもう一度読んでみようと思います(←ということに憧れるが実際はできない)。

本文の最終ページの文。
「僕は今日、明日、あさってと、常に自分を捨てながら新しい自分に生まれ変わっていきたい。」
岡本太郎さんが『自分の中に毒を持て』の中で言っていたことに似ています。
つい1週間前に岡本太郎さんの本に勇気づけられ、今日は堀江さんに肯定してもらいました。どちらもふとしたきっかけで手に取った本たち。読書体験って不思議です。

堀江さんのことがもっと知りたくなって、『ゼロ』を買いました。
先日読んだ『2030年の世界地図帳』が2019年11月。本書が2018年1月。なるほど、同じテーマを語るのに1年10ヶ月あまりでこんなに洗練されるんですね。さすがのアップデート力です。
それくらい、実は本書は作りが粗く、読みづらい本でした。
(↑装丁者の方には申し訳ないのですが、私はビジネス書にありがちな派手なカバーが苦手で、外して読む派です。)

賛同できる部分も多いのですよ。
何でもできるスーパーマンの「リーダー1.0」ではなく、突出した能力を持つ一方で弱さも持ち合わせ、できないことは他の人に補ってもらいながらバンドのようにグループを率いていく「リーダー2.0」というリーダー像、
ワークとライフを時間で区切る「ワークライフバランス」ではなく、ワークとライフの垣根を取り払い、生きていることによって価値を高める「ワークアズライフ」という生き方、
「自分探し」をするのではなく、今できることをやっていき、わらしべ長者のようにキャリアを積み重ねていくようなあり方。
自分の中に取り入れたいことがいくつもありました。

ただ、「日本にはカーストが向いている」「士農工商を復活させるべき」など、真意が違うところにあることはわかるのですが、嫌悪感が先に来て内容が入ってこない箇所もありましたし、「ホワイトカラーおじさん」という言い方で一般サラリーマンを揶揄するのも不快でした。
落合さんは多様性に理解のある方ではなかったのでしょうか。落合さんのように次々とアイデアを実現していくクリエイティブな人もいれば、真面目に会社に通い、上司に言われた仕事をコツコツとやる人もいる。いろんな人がいて社会だと思うのです。「いなくなればいい」と言われると、自分のことではなくても胸がギューッとなります。

うーん。
ふだんビジネス書を読まないのですが、最近の話題についていきたいという気持ちもあって、『サピエンス全史』『嫌われる勇気』落合陽一さんと読んできました。正直、疲れています。私には合わないのかも…背伸びしすぎかな。