久しぶりのブログです。
これまでもちょこちょこと読んではいたものの
ブログに書くまでは…と敬遠していましたが、
読書の記録として、改めて残していきます。


もともとお笑いが好きで、主に大阪吉本の芸人さんたちを応援していましたが、コロナ自粛中には、YouTubeを通して東京吉本の芸人さんもたくさん知りました。
自粛中に読んだ数冊のうちのひとつが、東京吉本のサンシャインというお笑いコンビの坂田光さんによる『この高鳴りを僕は青春と呼ぶ』。坂田さんの半生記です。

この本の内容を誤解を恐れずものすごくギュッとまとめると、又吉直樹さんの『火花』の実名版。

全国に数万人いるお笑い芸人さんの中で、物語を持たない人はいません。1人の例外もなく、お笑いを志したきっかけやコンビの結成・解散、これまでの挫折等の話があって、聞いている私たちは心を動かされます。

芸人さんたちがすごいと思うのは、自分のコンプレックスや失敗を惜しげもなく披露して笑いに変えるところです。
仕事で失敗して落ち込んでいる私の隣で、一緒に膝を抱えて泣いてくれる存在。きれいな部分しか見せられない俳優やアイドルにはできない仕事です。

この本は、『火花』のように美しい終わり方はしません。リアルはもっとカッコ悪いし、なんと言ってもサンシャインの物語はまだまだ終わらないからです。
坂田さんは今年の春から学生向けラジオのパーソナリティなどになって、ちょっと違う波が来ている感もありますが、相方の信清さんは犬耳をつけて生活してみたりと、今ももがき続けています。
そのカッコ悪さに勇気をもらう、そんな本です。
………
【要約】24人の偉人の偉業と失敗談、その失敗からのリカバリー。
………

人から勧められた本って、いいですね。
最近は芸人さんのおすすめ本をよく読んでいます。この本は、よしもとの漫才コンビ「ラニーノーズ」の山田健人さんがYouTubeの個人配信で紹介しておられた本です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4866510595/ref=cm_sw_r_cp_api_i_.D4LEbZ100MZ0

本書は「私は失敗したことがない。1万のうまくいかない方法を見つけただけだ。」の名言で知られる発明王エジソンの案内で始まります(エジソンの紹介はなかったけど)。

ライト兄弟、ココ・シャネル、夏目漱石、スティーブ・ジョブズ、孔子、ダーウィン、カーネル・サンダース…さまざまな分野の偉人が1人ずつ紹介されています。
最初に偉業。次のページに失敗談。その次のページに失敗からのリカバリーと著者からのワンポイントアドバイスが書かれています。

例えば、ファッションの歴史を変えたココ・シャネル。
1900年代初頭に、女性用の動きやすい服装や香水などで世界中に愛されたシャネルでしたが、戦争を機にデザイナーを辞めます。戦後、70歳になっていたシャネルは、ウエストを締め付け胸元を広く開けた、女性の美しさだけを強調した服装が流行しているのを見て、「しめつけられた服では自由に働くことはできない。女性がイキイキと輝ける服を!」とデザイン界に戻ってきました。しかしフランスでは「古くさい」と一蹴されてしまいます(←失敗)。
そこでシャネルは、活動拠点をアメリカに移しました。世界に先駆けて女性が自由に働くことがブームになっていたアメリカでシャネルのデザインは受け入れられ、ふたたび世界中に広まっていったのです。

そこで著者は読者に語りかけます。
「ふつうに生活していると、ついつい自分のまわりにあるものだけを世界と思ってしまいがちです。でもじっさいの世界は、ものすごく広いのです。そのどこかに、じぶんのことをみとめてもらえる場所が、必ずあります。その場所が見つかるまであきらめず、どんどん『自分の世界』を広げていきましょう。」

この著者からのワンポイントアドバイスが、大人の私にもしみます。
自分を貫くこと。広い視野をもつこと。自分に正直であること。発想の転換をすること。
失敗の切り抜け方はさまざまありますが、とにかくやめてしまってはそこで終わり。

読み終えて、子供たちの本棚に置きましたが、行き詰まったらまた読み返しそうな1冊。
閉塞感の漂う毎日に、勇気をもらいました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4041032199/ref=cm_sw_r_cp_api_i_XjOHEbY5DA4DX
とっても面白い本でした。
元国税調査官の著者が、「お金」を軸に世界史をたどります。
古代エジプトからリーマンショックまで、ずっと興味深い話が続きますが、高校の時に日本史選択だった私にとっては、東アジアとヨーロッパ以外のことをあまり知らないため、第3章のモンゴル帝国、オスマントルコなどのイスラム世界の話がとてもわかりやすくて楽しかったです。

世界って生き物のようです。国が滅んだり侵略したり、まったくじっとしていない。私は戦後の、しかも1980〜90年代の世界地図しか頭になくて、アメリカは最初から超大国だったし、中国は発展途上国というイメージでした。しかし、かつて中国は世界の最先端だったし、アメリカはほとんどが未開の植民地。今アメリカが世界の覇権を握っているのは不思議だし、今中国が着々と世界一の座を狙って成長を続けているのもうなずけます。きっと中国は、今のコロナ禍すらもビジネスチャンスととらえて前進するでしょう。

世界史って面白いですね。長女が高校生になったから(入学式なかったけど)、世界史の教科書読ませてもらおうかな。


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Audibleでサンプル版を聴いて面白かったので書籍版も読みました。
「デザイン思考」について書かれている本です。
「デザイン思考」における「デザイン」とは、日本人がイメージしがちなアートやファッションのことではなく、「キャリアデザイン」にみられるような、「アイデアを考える、設計する」といった意味。「デザイン」とは「人が持っている課題を発見し、それを解決するためのモノ、体験、システムなとをつくりだすこと」なのだそうです。

自分が表現したいものを表現するアートとは違い、デザインは「人が抱える問題」から出発します。
私はアートにはまったく疎い人間ですが、ずっと対人援助職で、今は、聞こえない人たちがどうやったらもっと快適で豊かな暮らしができるかを考え、いろいろ小さな実践を重ねている日々。もしかしたら私の仕事そのものが「デザイン」なのかもしれない…と思いながら興味深く読み進めました。

デザイナーになるために一番大切なことは「自分の主観を信じること」、そして、世の中を変えるのはパッションだけだと著者は言います。
本書では、良いデザイナーになるためのマインドとスキルについて、具体的な実践例を紹介しながらとてもわかりやすく書かれています。

もともと「思いやり」という文化を持ち、デザイン思考(相手のニーズを考えて戦略を立てる)を自然に身につけている日本人。「デザイン思考」という概念を知り、自分たちが普段何気なくやっていることを再考することも、また楽しいかなと思います。

また、古来から思いやり文化を持っていながら、「デザイン思考」に関してはイギリスやアメリカから逆輸入する結果になったことについて、著者は「日本人はパッケージ化が苦手」と述べています。自分の実践をパッケージ化して多くの人の手に届けること。たしかに苦手かも。私自身も、ちょうど1年前くらいからそれに取りかかり、四苦八苦しているところです。

自分の今の仕事のあり方で、「これでよかったんだ」というところと足りないところが浮き彫りになった読書体験でした。
前回の『ぼくモノ』
    ↑佐々木典士著『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』
に登場したやまぐちさん。

ミニマリストというと、独身で身軽に海外に移住したりしているイメージがありますが、やまぐちさんは夫と高校生・中学生のお子さんとの4人暮らし。私と家庭状況が似ていたため、参考にと読んでみました。

やまぐちさんは私には到底たどり着けないほどのミニマリズムを貫いておられますが、無印とユニクロを愛用しておられるところなど、共通する点、ヒントになることはたくさんありました。

固定観念を覆されるけど、私にもできそうなことがいくつもありました。
●仕事用の机は持たず、折り畳みの机と椅子を気持ちの良い場所に持っていって仕事をすること。
●行事用品使い捨てに
●来客用という体裁を手放す

書斎を持つ夫と、自分たちの部屋を持つ子どもたちを羨ましいと思っていたけど、ふと家を見回すと、自分の荷物を置く部屋を持たない分、家じゅうに私のモノがあふれています。
これでは、家族の誰も落ち着かないのは当たり前だなぁ、と反省。今、苦手ながらも自分の荷物をどんどん処分しています。

この春、新型コロナの関係で思いがけず3月の仕事が全てキャンセルとなり、慣れない休みの連続に、最初は戸惑いダラダラしていましたが、最近は、この休みをチャンスととらえて、家の片づけをしています。
ミニマリストになると、いろいろと人生に変化が起こるのだそうです。私はミニマリストは無理だと思いますが、家が少しでも片づいたら、私の生活は変化するのかな。ちょっと楽しみです。