久しぶりのブログです。
これまでもちょこちょこと読んではいたものの
ブログに書くまでは…と敬遠していましたが、
読書の記録として、改めて残していきます。
自粛中に読んだ数冊のうちのひとつが、東京吉本のサンシャインというお笑いコンビの坂田光さんによる『この高鳴りを僕は青春と呼ぶ』。坂田さんの半生記です。
この本の内容を誤解を恐れずものすごくギュッとまとめると、又吉直樹さんの『火花』の実名版。
全国に数万人いるお笑い芸人さんの中で、物語を持たない人はいません。1人の例外もなく、お笑いを志したきっかけやコンビの結成・解散、これまでの挫折等の話があって、聞いている私たちは心を動かされます。
芸人さんたちがすごいと思うのは、自分のコンプレックスや失敗を惜しげもなく披露して笑いに変えるところです。
仕事で失敗して落ち込んでいる私の隣で、一緒に膝を抱えて泣いてくれる存在。きれいな部分しか見せられない俳優やアイドルにはできない仕事です。
この本は、『火花』のように美しい終わり方はしません。リアルはもっとカッコ悪いし、なんと言ってもサンシャインの物語はまだまだ終わらないからです。
坂田さんは今年の春から学生向けラジオのパーソナリティなどになって、ちょっと違う波が来ている感もありますが、相方の信清さんは犬耳をつけて生活してみたりと、今ももがき続けています。
そのカッコ悪さに勇気をもらう、そんな本です。



