中国の古典を素材にした、日本初の長編総天然色(カラー)アニメーションと言われている東映の「白蛇伝」はとても優美な映画です。

 

入蔵の生まれる前に製作された映画です。

 

入蔵は悲劇で終わる映画があまり好みではありません。

 

辛いのは実人生だけでたくさんだと思ってしまうのです。

 

この映画には救いがあります。

 

甘い、といえば甘いかもしれませんが、入蔵はこの映画の爽やかなエンディングで、すくわれたような気持ちになります。

 

入蔵はとても好きです。

 

そういう訳で、奇跡的に先週確定申告を終えた入蔵は本当に久しぶりにお出かけをすることにしました。

 

落語好き(というより兼好師匠好き?)の知人が開いたという喫茶店に行ってみました。

 

 京島にある「白蛇伝」は、その名前を店名に冠した12席ほどの小さな喫茶店です。

 

店主に伺うと店内のレイアウトは花あふれ、清らかな水流れる映画の雰囲気を再現しようと試みたものだそうです。

 

華美でなく、 店主の人柄のようにシンプルですっきりしています。

       

      カウンター上の壁紙はドイツ製でエンボス加工されているとても凝ったものです。

 

            

 

                   

               コンセントは40年くらいデッドストックだったものです。

 

入蔵は欲張って、 濃いコーヒーとおいしいプリン、ワッフル、牛すじカレー(ポークもあります)をいただきました。

ワッフルはソースが3種類あります。特別にメープルシロップ、アプリコット、チョコの全種類かけていただきました。

牛すじカレー。器も40年くらいデッドストックだったものです。

 

 食べ物のメニューは後、トーストくらいですが、大満足のお味です。

 

入蔵は東武線の曳舟駅から歩いていきました。 初めていらっしゃる方には是非、東口からgoogleマップの道案内の指示通りに行ってほしいです。

 

 「えっこれで良いの?」

 

「こんな細い路地に入るの?」

 

「この先行き止まりなんじゃあ?」と思いながら進むと急に道が開け、右手にワッフル、プリンの看板と可愛い玄関が見えます。

              

   看板も店内の掲示物も江戸文字の素養のある店主の手書きです  

 

    

    玄関のステンドグラスを店内から見る

 

京島といえば、今、東京23区内では貴重になった昔からの路地が生きている街として有名です。

 

入蔵の最寄り駅周辺もそうですが、さすがの京島もだんだんと普通の都会風の街になってきました。

 

しかし、このお店は戦火をかいくぐって生き残った雰囲気が残る街を通り過ぎてたどり着くところに深い味わいを感じます。

 

 それも含めて素敵なお店です。

 

 是非、どなたにも行ってみていただきたいです。

 

では、また(^O^)/

 

お店の雰囲気はこちらのインスタグラムの写真からどうぞ。