あけましておめでとうございます。
入蔵の家の窓からは、雲一つない青空が見えます。
もしかしたら、いけないことなのかもしれませんが、お仏壇にお猪口のお酒を供えました。
我が家は一家全員お酒が弱いのですが、元旦のお食事の時は日本酒をいただきます。
一家全員(と言っても3人)で300mlの日本酒の瓶を開けて、100ml近く残ってしまいました。
残りは入蔵がゆっくりと飲み干します。
さて、入蔵の診療所の、診療室の入口のドアに去年と同じに、こいちゃんの折ったお正月の折り紙が貼ってあります。
こいちゃんは「手抜きで、去年の折り紙に今年の虎のところを兎に変えただけなので恥ずかしい」と言っていますが、入蔵は無駄が無くて、かえって良かったと思っています。
入蔵はかつて、桂米朝師匠の著「落語と私」をこのブログで紹介したことがあります。
2023年1月1日のブログをどうしめようかなと少し悩んだのですが、上のブログで引用した個所を再度引用することにしました。
「落語は現世肯定の芸であります。大きなことはのぞまない。泣いたり笑ったりしながら、一日一日がぶじにすぎて、なんとか子や孫が育って自分はとしよりになって、やがて死ぬんだ・・・・・・それでいい―というような芸です。その基盤とするのはごくふつうの『常識』、これであると思います。」(桂米朝著「落語と私」昭和51年5月15日3版 エピローグ ポプラ社)
ここで、米朝師匠は「落語」について述べているのですが、落語を我々の「日常生活」、大げさに「人生」と考えた時、実に滋味にあふれた言葉だと思います。
入蔵はとにかく今、皆さんにこの記事が届けられて、皆さんに読んでいただけていることを無上の喜びとしています。
最後にもう一度言わせてください。
皆さん、明けましておめでとうございます。
では、また(^O^)/