一昨日は台風のために入蔵の高座は無しになりました。

 

落語会の世話人のミッキーさんから台風のために落語会が中止になったという連絡が来ました。

 

中止を知らせるメールに入蔵は「お知らせありがとうございました。お客さんも少ないでしょうからね。」と返信しました。

 

幸いなことに寅さん記念館の付近は激しい雨風にさらされることはありませんでした。

 

入蔵の家の付近も大丈夫でした。

 

入蔵の返信の後にミッキーさんから「今後ともよろしくお願いいたします」というメールが来ました。

 

そのメールに入蔵は「こちらこそよろしくお願いいたします。お客さんもお困りにならなくてよかったです。」と返信しました。

 

最初に打ったミッキーさんへのメールを読み返して、入蔵は寅さん記念館に足を運んでくださるお客さんへの感謝の気持ちが足りないと思ったのです。

 

最近は本当に暑い日が続いています。

 

一年を通せば激しい雨の日も、雪がたくさん降る日もあります。

 

そのような日でも、入蔵の診療室は入蔵が診療できる日は開いています。

 

ですから、そういう日でも御来院になる方がいらっしゃいます。

 

もちろん当日キャンセルなさる方もいらっしゃいますし、おみ足の悪い方にはこちらからお電話して、診療予約を取り直していただく方もいらっしゃいます。

 

お出での方は本当に大変な思いをしていらっしゃるのです。

 

本当にありがたいことです。

 

そういった方は、大変な思いをしても、診療が受けたいと思っていらっしゃるのでしょう。

 

入蔵の職業では「おいでいただいてありがとうございます」とはなかなか言えません。

 

ほとんどの方が、「行きたくない歯医者に行かざるを得ないのでいらしているのだ」と思うからです。

 

「本当に大変でしたね」「今度からはご無理なさらないでください」「お気をつけておかえりください」くらいしか言えません。

 

入蔵の居住地では「晴れて暑い」8月15日を迎えました。

 

「敗戦の日」「終戦の日」、8月15日は様々に表現されます。

 

欧米の認識では太平洋戦争(この呼称にも様々なご意見があるようです)の終結は9月2日だとか、ポツダム宣言を受諾したのは8月14日だとか、様々なことが言われます。

 

入蔵は前回のブログで、「玉音放送があった日」と書きました。

 

玉音放送を聞いて、悲しんだ人、ほっとした人、内容がよくわからずこれから一層勝利に向けてがんばるんだと思った人等、いろいろな思いを抱いた方がいたようです。

 

つまり、終戦か、敗戦か、継続か否か、人それぞれであったのだと思います。

 

毎年、この季節に沸き起こる議論を考えると「あった」というより「ある」のでしょう。

 

個人的には戦争は「始めた時点で両方負け」ではないかと思います。

 

軽々しくは論じられませんが。

 

戦争は巻き込まれてしまえば、常に当事者になってしまうのですから、巻き込まれる我々が「衆愚」と言われ、口をふさがれてしまう事があってはならないと思います。

 

ただし、「衆愚」と言われない見識を待つようにすべきだというのは論を待ちません。

 

「戦争」を「戦い」に広げて考えると、我々の生きる世界は戦いに満ちています。

 

天気(天変地異)一つにも翻弄される我々の人生なのに、なぜ、のべつ幕なしに、避けようと思えば避けられる「戦い」にも翻弄されなければいけないのでしょうか。

 

しかし、衆愚と言われないようにするのにも、意図的か意図的でないかにかかわらず、我々をミスリードする情報との戦いが避けられないという事実も問題を複雑にしています。

 

このように、考え始めればきりのない日々です。

 

入蔵が恐れるのは、皆がこの状況に疲れ切って諦め、思考停止に陥ってしまう事です。

 

入蔵は思考停止に陥って「誰かの思うつぼ」になりたくはないです。

 

今まで書いてきた記事も、これから書く記事も、もしかしたら、「衆愚」の一端と評価されるかもしれません。

 

でも、思考停止よりはましだと思いたいです。

 

その思考力もこの頃は心もとない入蔵です。

 

無責任かもしれませんが、入蔵は賢い皆さんに期待したいです。

 

では、また(^O^)/