知人が柑橘類の苗をくれました。

 

なんという名前? と聞いたところ「わからない。けど、(実は)うまい!」との事です。

 

20㎝程の高さです。

 

もらってから数か月たっても、ほとんど大きくなりません。

 

育てようとする植物はほぼ全滅し、予期せぬ植物はワサワサ伸びる入蔵家ですから、この植物も・・・

 

と思っていたのですが、つい最近若い枝がニョキニョキ伸びて葉がたくさんついていました。

 

ところがある日、その葉が欠けていました。

 

最初は大した事は無かったのですが、日がたつごとに葉の欠けは大きくなりました。

 

そこで、目を近づけてよく見ると、写真のような幼虫が葉を食べているのです。

 

 

入蔵調べではアゲハの幼虫のようでした(大間違いの可能性大)。

 

実が取れるまで入蔵が生きていられるかどうかはわかりませんが、それでも、ちょっとは食べてみたいです。

 

ここで木が死んでしまってはしょうがないので入蔵はごみ捨て用のトングでつまんで3mばかり離れた草むらに移動させました。

 

ところが次の日に例の木を見ると、なんとあの幼虫がいるではありませんか。

 

入蔵は、その虫が、生きのびるために、草むらを出て、コンクリートの庭をよちよちと横切り、また戻ってきたのだと思いました。

 

入蔵はつい「健気」だと思ってしまいました。

 

「新しい葉を食べられてしまうのは痛手だが、下の方の硬そうな葉には手を出していないから、木自体がだめになることはないだろう」と考えてそのままにすることにしました。

 

しかし、次の日、木を見ると、なんと下の方の硬い葉も随分食べられているではありませんか。

 

そこで、また、近寄って木をよく見てみると、なんと、幼虫はお友達を連れてきていたのです。

 

昨日よりやや小ぶりの幼虫ががぶがぶ硬い葉をかじっています。

 

もしかしたら、友達でなく弟か妹かもしれません。

 

冷静に考えれば、戻ってきたと思った幼虫は最初に入蔵が引っ越しさせた幼虫とは違うかもしれませんし、今、入蔵が見た二頭の幼虫はそれぞれ別のルーツがあるのかもしれません。

 

「とにかくこのままではまずい」と思った入蔵は同じ柑橘類なら大丈夫かもと思い、庭の柚子の木に引っ越しさせました。

 

トングでつまもうとすると今回はオレンジ色の角のようなものを出してきて、少し怖いです。

 

柑橘類なら何でもいいという事は無いのかもしれませんが、他にいいアイデアも浮かばなかったのです。

 

気に入ってくれれば、大きな木なので葉を食べつくされるという事は無いでしょう。

 

また戻ってくることがないとは言えませんが、ここ三日は戻ってきていません。

 

今度は相当の距離を歩かなければいけないので、まだ帰りつかないだけかもしれませんが。

 

写真は最初に見つけた日の幼虫です。よく考えれば、二頭になった時の写真も撮っておけばよかったのですが。

 

などと、のんきなことを考えて生きている最近の入蔵です。

 

では、また(^O^)/