入蔵は今度老人会の落語会で「権助魚」をやります。

 

落語の速記本を参考にしようと思いましたが、この噺は存外掲載されている本が少ないです。

 

結構速記本はたくさん持っているのですが入蔵の蔵書にはなかったです。

 

この噺を得意にしていらっしゃる師匠は少なくないのにどうしてかと思います。

 

仕方がないのでインターネット上で検索したのですが、正直、入蔵が納得できるオチはありませんでした。

 

個人的に入蔵はこの噺が今一つ巷間に流布しないのはこの落ちの所為かな?と思いました。

そこで、入蔵は自分が納得できるオチを作ることにしました。

 

それこそ延べで何万人とも知れない落語家さんがいらして、人生をかけて落語に打ち込んでいるのに、素人の入蔵ごときがと思わないでもありませんが、むしろ素人の気楽さでトライしようかと思いました。

 

入蔵が調べた範囲では以下に記す入蔵が考えたオチと同じオチはないです。

 

入蔵の調べつくせないところでどなたかがやっていないとは限りませんが、それは仕方ありません。

 

ご存じの方がいらしたら「ご教示ください。

 

入蔵が作った台本を全部載せてもしょうがないので、最後のオチだけ下記に掲載いたします。

本当は一部を切り取るのは適切でないかもしれませんが。

 

通常のやり方については

 

「落語散歩」さんhttp://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/gonnsukesakana.html

 

落語あらすじ辞典Web千字寄席さんhttps://senjiyose.com/archives/741

 

のURLを掲載させていただきますので

 

この噺の概要をご存じない方は是非ご参考になさってください。

 

本当にご苦労なさってお書きになっているページです。

 

上記のページに掲載されている他に、も明らかに網取り魚でないタコを登場させてオチに持っていく演者もいます。

 

師匠方には申し訳ありませんが、かなり無理があります。

 

入蔵は納得できません。

 

で、

 

入蔵が考えたオチは

 

女将さん:お前(権助)に行ってもしょうがないけど、

      本当にうちの旦那はつれない人だねえ

 

権助:  旦那さんはつれないひと?

      ああそれで、おらに網取り魚買えと言っただ

 

です。

 

無理やり、サメやタコを持ち出さなくとも、難しい考えオチにしなくともしっかりオチつけられます。

 

どうでしょう?

 

落語愛好家の皆さんのご意見をお聞かせください。

 

入蔵には好きなのにオチが気に入らなくて高座にかけない話がたくさんあります。

 

今までは、「そういう噺は高座にかけない」事にしていましたが、今後はオチを工夫して高座にかけるようにしようと思います。

 

そこで今日のブログのタイトルを

 

「入蔵 落ち着かない噺にオチをつけるシリーズ」と名付けました。

 

時々、このブログにアップしていきます。よろしくお願いいたします。

 

最終的には「宮戸川」の後半のような噺もオチを工夫し、噺を工夫し、陰惨な印象無く普通に楽しめる噺にするような試みもしたいです。

 

では、また(^O^)/

 

この噺には柳橋が出てきます。柳橋が花街として栄えていたころ、明治14年から投網漁、涼み船の船宿をしている「小松屋」さんは料亭にお土産として佃煮をおろしていたそうです。

入蔵はさっそくその佃煮を入手いたしました。今から小松屋さんの名物「一と口あなご」をおかずに昼食をいただくところです。

感想は後日。