ほんのすこし前に、ほぼ同様の内容のことを、結婚式の挨拶の事例で書いたのですが、今日仕事場でちょっと似ていて、ちょっと違う事例に遭遇しましたのでお話することにしました。

歯科的な事項に興味のない方は、面白くないと思います。

スルーして下さい。

 

勿論、歯科の知識のない方も読めるように書くつもりです。

 

さて、歯に被せ物をする時、詰め物をする時、皆さんは、その色が気になると思います。

通常は、その歯の上下左右の歯の色(や形)に合わせて、不自然でないような色を選びます。

 

入蔵はどの歯が被せた歯、詰めた歯かわからないような色を選択することにしています。

例えば、隣の歯に特徴的な縞模様があれば、被せ物にも同じような縞を入れたりします。

先生によっては、「審美性」を考慮して、違う方針でお望みになる方もいらっしゃるかもしれません。

 

入蔵は自然な感じがすきなので、患者さんが「キレイな歯が入ったわね!」と言われるより、直したかどうかわからないほうが好きです。

 

入蔵の診せていただいている患者さんに、今まで、「白くしてください」と言われたことはないです。

 

年齢の高い患者さんが多いことが一つの大きな理由です。

もう一つの理由は、入蔵の患者さんとして、長く診せていただいている患者さんは、入蔵の言うことをお見通しで、入蔵の処置方針でお許し頂ける方々ばかりだということかもしれません。

 

本来、歯の色はどなたでも気になるものです。

 

入蔵も最新の注意を払って、shade matchingしています。

 

shade matchingにはシェードガイドという色見本を使います。

 

歯科医は、患者さんがもっとも気にする、明度から色合せを始め、彩度、色相を考慮して色決めをします。

 

明度、彩度、色相についての説明は、例によってこのブログでは省きます。

 

通常、ドイツのVITA社のシェードガイドを用いて技工士さんに色の指定を行います。

 

VITA社のシェードガイドは3種類あります。

 

50年近く用いられてきたものが一種類と、比較的新しいものが二種類あります。

 

入蔵は最も新しいシェードガイドが好きですが、技工士さんの都合や修復材料(詰めるのに使う樹脂)の色のラインナップに合わせざるを得ないという現実があります。

 

勿論、この古いタイプのシェードガイドは今なお世界中で用いられいるすぐれた製品です。

ドイツの製品らしく、ほぼ50年に渡り品質が全く変わっておらず、ほぼ50年前の製品と現在の製品の色を現在の計測器で測定しても差が出ないと言われています。

 

前置きが長くなりすぎました。

 

今日入蔵はむし歯を削り、コンポジットレジンという材料をそこに詰める治療を行いました。

 

その時、入蔵は一番のベテランの歯科衛生士に「***(製品の名前)のC3(色の名前)用意して」と言いました。

 

ところが、用意されたのはA3(これも色の名前)でした。

 

「A3じゃなくてC3用意して」というと、その歯科衛生士は

「先生にA3ですねといったら『はい』と返事なさいました」というのです。

 

取り返しのつかない結果を生むミスではありませんでしたが、ミスはミスです。

 

しかし、

 

治療が進んでいる現場です。入蔵は歯科衛生士が何も言わず、少しでも早くC3の材料を用意してくれることを望みました。その時、入蔵は歯科衛生士が違う材料を用意したことを咎める気持ちはサラサラなかったのです。

むしろ、何かを言い立てるために、次のステップ(この場合、正しい材料を出す)が滞ることには閉口しました。

 

入蔵は、歯科衛生士から、確認を求められた覚えはないのですが、もしかしたら、確認を求められた時に、入蔵が聞き違えて、いい加減な返事をしたのかもしれません。

 

ここは明日、歯科衛生士と記憶のすり合わせをするつもりです。

 

さて、みなさんも各位の職場で、これに近いことは起こり得るのではないでしょうか?

 

あるいはご経験があるかもしれません。

 

皆さんその時どうお思いになりましたか?

どう考え、どう対処すべきでしょうか?

 

皆さんのご意見。ご経験をお知らせいただけると幸甚です。

 

ではまた(^^)/