ええと、わたくし生きていて、とある日本古来のいわゆる霊能者的職業(検索除けのためぼかします)のひとと出会ったことが二回あります。
一人目は、オタク友だちを通じて出会いました。
そのオタク友だちが、自分は家系的に厄介な因縁を持っていて霊的現象に悩まされているというストーリーを信じてまして、なんかいろんな神社仏閣や霊能者にあたってたらしいんですよね。
そのなかのおひとりで、まだ学生なんですけど平安時代から続く霊能者的職業の家の当主だという方と会ったことがあります。
不思議なご神体とか持ってました。
いわく幼少期から虐待に近い霊的修行を受けさせられていた、霊的能力をあげるために一度人為的に仮死状態になったことがある、やんごとなき方々絡みのお仕事もある、などなど……。
祀られなくなって悪い影響を及ぼすようになった神様をどうにかするなどのお仕事もあるとか……。
それで生活されているようなのですが、お仕事として幾らと料金を請求するようなことはありませんでした。
これがお金持ちのおうちの因縁がどうこうとか、寺社仏閣絡みでどうこうとかだったら、桁の違う金額が動くのかもしれませんが。
その方のおうちの霊的能力の属性にフィットした古い神社さんの娘さんとご結婚されたと聞きましたが、いまはどうお過ごしなんでしょうね。
もうひとりは、やっぱり趣味を通じて出会いまして。
その子は幼少期から霊的能力が高く色々と悩まされていたところ、修学旅行で訪れた京都でさる有名な霊能者的職業の方の後継者だという方にスカウトされたそうです。
その子自身も修行を積みまして霊能者的職業としてひとり立ちできるぐらいにはなっていたそうなんですが、前述のお師匠さんが所属していた組織の拝金主義的体質に嫌気がさして弟子を連れて出奔したそうで。
お師匠さん自身も弟子たちにも霊的能力を使うことでお金をいただくことを禁じていたそうです。
それぞれの方から聞いたお話は、なんというか漫画の世界のようで俄かには信じがたいものがありましたね。
あと、わたしの目から見ると、おふたりとも人間的にはヤバいというか道徳倫理的におかしいところがある人たちでした。
能力としてはあるんだろうけど、人間としてはあんまり接触したくないなあという感じでして。
なので、わたしとしてはそういった霊能者、ヒーラーといった方については、能力が高いというよりも人間としておかしなひとではないというのを重視したいなと思います。
それとこれはわたしの感覚としてなのですが、神や仏、それに類する上位存在の力をつかって、もしくは名前をお借りして、周囲を騙したり汚いことをしたり自分のエゴのために利用したりすると、
確実に重大な罰を受けるので、そういうことはしないほうがいいと思います。