わたくし、小学校の高学年のときにクラスメイトの女子に言われたことが長年こころに刺さっておりました。
二次性徴が早くて、その頃にはもうバストがE、Fカップになっていたんですけど。
クラスの男女混合で下校していたとき、ひとりの女の子が突然男子に言いました。
「いるるん(本名)とセッ○スしたらいいじゃん、顔は紙袋被せればいいよ」
それを聞いたわたしはショックで、自分のことをかわいいとも思っていなかったけれど、そこまで言われるほど醜かったのかと思ってしまいました。
言われた男子も黙りこくってしまって、言った女の子だけがにやにやとしていました。
それで、長年自分を醜いと思っていて、発言自体の下劣さもあってそのことはほとんど誰にも言わずにいました。
が、ここ数年、そういうことを言われてショックだったのだとぽつりぽつりと話すと、友人たちのほとんどが怒ってくれました。
母親にも言うと、言った子のお母さんも知ってるような間柄なのもあって「あの子そんなひどいこと言ったの!?」と最初は驚いていました。
でも、「だからわたしは醜いんだなって思ってた」と言うと、
母は「あんた、お父さんとお母さんが何年も何年も『かわいいかわいい』って育てたのに、そんなこと言われて信じるのおかしいよ」と言いました。
それは、そうだね。
なんとなくですが、母のその言葉がわたしの呪いを解いてくれた気がします。