わたしは、小学校の高学年から高校生にかけて、ニキビがひどかったです。

 

しかし、そもそも自分自身を醜いものだと思っていた身。

 

綺麗な肌になりたいとか、他人と比べてどうとかの気持ちは薄かった。

 

ただ、痛がゆいなあと思っていたような気がします。

 

ですが、父は仕事を中抜けして毎週すこし遠くの評判のよい皮膚科へとわたしを送り迎えしてくれました。

 

母も、なにかで肌に良いと読んだという鶏の手羽先を煮込んだコラーゲンスープを毎食プラスしてくれました。

 

いまある程度のスキンケアの知識を得て思うと、当時のニキビは深夜まで起きて睡眠時間を削って絵を描いていたこと。

寝坊で洗顔フォームをろくに泡だてもせずに顔に塗って、しっかりとすすがなかったこと。

べたべたするのを嫌い、洗顔後に化粧水だけぺちぺちして終わらせていたこと。などなど……。

 

が、悪かったのかなと思います。

 

父母の協力にも関わらず、わたしのニキビはなかなかよくなりませんでした。

 

でも、父母がわたしのニキビについて、なんとかしてやりたいと思い、行動してくれたこと。

 

それが、愛のようなもの。ではないかと思うのです。