きれいきれいに神格化されていない野生に痺れる！！
え～、わたくし生態学を専門に学んだ過去がありまして、フィールドワークを含む野生動物の研究をしていました。
だから、というか、なのに、というか、野生動物を「神秘～」とか「真の知恵～」とか「学ぶべき賢者～」みたいに浪漫とか神格化とかいっぱいに描かれてるの好きじゃない！！というか嫌い！！
なんですが、さすがは北海道の原野で羊と暮らす河﨑秋子先生ですよ！！
もう血と膿を垂れ流しながら骨を砕くようなガチンコの野生動物との殴り合い！！
ひゅ～！！痺れる～！！わたしこういうの好き！！
ただですね、個人的にいぬとねこを人間には過ぎたるほどの最高の伴侶と思っていますので、作中に描かれる野犬たちが野犬になった経緯の描写には元飼い主たちに「おまえらを同じ目にあわせてやろうか！！！」と怒り心頭……。
いぬは野生動物じゃないからね……。