最初に話しておくと、わたしは理系の学問をしていました。
大学院では生態学を専攻してましたが、フィールドワークで取ったデータを元にどの環境因子を操作したら今後こういう変化が起きるだろうというようなシミュレーションモデルをつくったりしてたんですね。
だけど、それより前の小学生ぐらいのときに、世界中、宇宙を含んだすべての因子を組み込んだ巨大なシミュレーションモデルのようなものが存在して、そのモデルの全容と関連する因子を正確に把握できたらありとあらゆることの因果関係が判明するのではなかろうか、というようなことを考えていました。
これ、小学生のときにぽろっと口に出したら「なんかへんなこと言ってる」と遠巻きにされたんですが。
で、そのシミュレーションモデルのシステムそのものも、神と呼べると思います。
それは純然たる機構なので、意思とか目的といったものは存在しなくただ在るものだと。
そのシミュレーションモデルの因子となりうる変化するエネルギー、それらのいまだ定められた観測手段のないもの、個人の感覚にのみ感知されるもの、それらを神と呼んだり霊と呼んだりしているのではないかと考えています。
なのでどれくらい先になるかはわかりませんが、科学技術の発展でいずれ神や霊も観測可能になるのではないかという考えであります。
宗教的な面でいうと、なんか神社本庁の定義してる神道って土着の信仰をとりこむには無理がない?とか、唯一神を掲げる宗教の神に神という翻訳をしたのは乱暴であったのでは?とかをぼんやり考えるぐらいなんですけど。