続きです。


そして、布袋さんのことが頭の片隅にありながら、日々は流れ、わたしは限界が来て仕事を欠勤していました。


さらにまた仏事がありました。


さらにその日は日本中が大騒ぎになったいたましい事件があった日。


ふっ……と、そうだ、弥勒菩薩様を出そうと思いました。


その弥勒菩薩像は、わたしが子どもの頃に、まだうちに仏壇がなく(仏様になったひとがいなかったので)、じいちゃんばあちゃんが棚に据えて拝んでいた仏像です。


じいちゃんもばあちゃんも亡くなって、いつの頃からか箱にしまわれていました。


その仏像をなぜだか出そうと思いました。


出して、埃をはらって、拭いて、お水を供えて。


母は「弥勒さまはおばあちゃんの守り本尊だから」と嫌な顔をしました。


母とばあちゃんの間には、嫁姑の不仲とは言いきれない、あんなことをされた言われたという辛い記憶があります。


それは、わたしとばあちゃんの間にもあります。


なので、なんとなく仏壇に手をあわせても、じいちゃんには祈れるけど、ばあちゃんには祈れなかった。


それに我が家はちょっと複雑で、父が養子のため、じいちゃんばあちゃん以外に、血縁のあるじいちゃんばあちゃんがもう一組いるのです。


それが、なんとなく弥勒様を出して、仏壇の手入れをしているうちに、複雑な思いがしゅるしゅるしゅる〜とやわらいでいったのです。


いまはばあちゃんが向こうで幸せにしていますように、となんの抵抗もなく祈れます。


そんななか、手元にあったニューエイジ系の書籍をふと開くと、「弥勒菩薩とは布袋です」というような記述が!!


中国仏教では同一視されているということです。


あ、ちなみに一個前の記事で探していたすめさんのお数珠の記事。


この弥勒様の出来事のあと、あっさりさっぱり見つかりました……。


そこ何度も何度も見たよ???というテーマ別の欄に……。


そろそろ蛭子さん大黒さんがログインしてくるのじゃよ……。