『Portrait de la jeune fille en feu』
セリーヌ・シアマ監督作品、フランス
ノエミ・メルランアデル・エネルルアナ・バイラミヴァレリア・ゴリノ
18世紀のフランスを舞台に貴族の娘と女性画家の愛を描くラブストーリー。
結婚を控える身分の高い娘と彼女の肖像画を描くことになった画家が、
美しい孤島で恋に落ちる。(Yahoo!Japan映画より引用)
そんなものすごく作品が多いというご年齢でもないのに、
直近『愛しすぎた男 37年の疑惑』と続けて、お会いしちゃいました。
アデル・エネル様。『午後8時の訪問者』の初対面でガツンと来たお方。
ほとんどのお顔(表情)が、どこかむっつりした感じになる女優さん。
今回も充分、むっつり顔、拝見させて頂きました。
ううむそうか、ラブストーリーなんですね。確かに・・・
この作品、ポスターが気になってはいたんですが、それが取っても苦手な、
黒沢清監督の、特等席苦手な『ダゲレオタイプの女』(2016)を想わせる。
あ~でも本作に「こんなにも繊細な作品は観たことがない」と夢中になったという、
「天才監督グザヴィエ・ドラン」(gaga.ne.jpより引用)よりは・・・
結構信用してる、マチュー・アルマリック様ご出演だったのに。
どっちにしろ、みどりには、どっちもうざい苦手横綱アート系監督かも???
あ、話が横どころか、全然別の所に飛んじゃった。
娘の肖像画発注したのはママ。
ミラノのお金持ちの縁談に、崖から飛び降りて亡くなっちゃったお姉ちゃん。
その代わりに妹を・・・で、肖像画が必要。
でも、前の画家は彼女が追い払ってしまって、新たに別の画家が必要に。
ってことで物語が始まります。
はい、期待通り、エネル様の不機嫌顔で始まります~。
そして、やっと描き上げた肖像画は彼女が駄目出し。
まあねえ、顔立ちが似てても、全然雰囲気出てない。
ママはそれでいいと言ったものの、画家が自ら、描き直しを希望。
そこでママはおフランスに娘のウェディングドレスを買いに行く。
館には、娘・画家・メイドの若い女性三人組が残ることに。
そっからはじける女祭り。
三人で、村人の祭りに出掛けて行ったり、煙草スパスパしたり。
メイドさん、妊娠してて、それに対応しないといけなかったり。
しかし、その道のおばちゃん、処置用ベッドの上に子供も赤ん坊も乗っけてる。
無事、すぐに終わるんですが、そのメイドの手を握る赤ん坊。
切なくなってしまう場面でした。
しかし!娘ら、強い。帰宅したら、そのモチーフで絵を描いちゃう。
本人が本人役でモデルするんだから、なかなかな精神力?
しかし、お嬢と画家だけではむつこい?このメイドさんが、いい中和剤。
時代物に自然に溶け込む、良いお顔の女優さん。
祭りでの火のアクシデントで、ドレスに火がついて燃ゆるお嬢様。
ついついツイストの昭和の名曲が脳裏に・・・
そうそう、また全然関係ないんだけど、還暦も過ぎて初めて男性に歌を歌ってもらったの☆
その一曲が、やはり昭和の化粧品CM、桑名正博様!
そして、二人の間には、燃え上がるものが~!
え!?結婚がそんなに嫌なのに、いきなり同性とそんな、いいんですかあ!?
修道院にいらしたから、女性の方が萌えいや、燃えやすい???
結構ノリノリで行くところまでいっちゃいます。
で、娘を描いたり、自画像書いてあげたり、もういちゃいちゃ。
この丸いのが鏡で、見ながら描いてなさる。
ここらへんで、作品のお写真入れたいんだけど、ガードで駄目。残念。
でも、その幸せはママが帰って来るまでって解ってる。それが別れ。
画家は夜な夜な、娘が白いドレスをまとった幻を見る。
別れへの暗示?
しかしねえ、お話、そこでは終わらない。何年もたって、画家は画塾をやってる。
学生が持ち出して来て飾った絵を見て、「不幸そうね、今はそうじゃないけど」。
え?で、ここで写真挿入したいけど、出来るのが見つからなかった。残念。
是非、本編でご確認ください。
女は強いよ。
また韓国版ポスター発見。上手いなあ。