再掲・『Halston(ホルストン)』(2019)に、色々な人を想う・・・ | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
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2021年7月25日記事

 

 

 

いいね!を頂いて、久々に記事から予告を拝見。

トップを目指す、トップを維持する切なさをまた感じました。

 

 

この方のように、アーティストから始まり、

安定とパートナーを得て、商売人に転身された方にはない哀感?

(いや、別にお幸せでそれでいいんですけどね。好みの問題。

ホンマ、デザインが面白くなくなったんで・・・)


単発復帰で一作・・・

​​

フレデリック・チェン監督作品、アメリカ、120分

 

 

タヴィ・ゲヴィンソン様、コーネリア・ゲスト様、ショーン・デューガン様

ライザ・ミネリ様、マリサ・ベレンソン様、ジョエル・シュマッカ様他

 

 

ぼつぼつと、映画を拝見しています。

『五月物語』『スノーピアサー』といった、現実から遠い世界のものから初め、

今は、ほぼドキュメンタリーをぼんやりと。

 

 

『カーライル ニューヨークが恋したホテル』などは、

ラストで感じたこと以外は、ほのぼのと拝見出来ました。

 

 

一生をここで働きたいというスタッフばかりというのは何という魅力。

 

 

 

 

ただ最後、愛したホテルで勤めあげて、去ることになったスタッフが、

現代には品格がなくなったと語られたのは、エレガンスの極みのような場所にあっても、

そう感じるのかと、感じ入るものがありました。

 

 

とある知人に座右の銘が「品格」という方がいらっしゃいましたが、

私はその人に、全くそれを感じられなかった・・・という過去も思い出され・・・

Amazonビデオが大画面で拝見できるようになり、

今日、なんとなく『ホルストン』を拝見。

 

 

デザイナー、ロイ・ホルストン・フロウィック様。デビューから絶賛され、

アンディ・ウォーホール様、ライザ・ミネリ様、マリサ・ベレンソン様等を初めとして、

セレブとの交流も華々しかったお方。

 

 

 

 

 

今、ドラマ化、映画化なども続いているようなので、改めて注目を浴びてらっしゃる?

 

 

 

カポーティ様が開かれた、有名すぎるパーティ『黒と白の舞踏会』では、

ご本人は招待されなかったものの、招待客の多くが使用した仮面は、

ホルストンデザインの物だった・・・

 

 

ありていに言うと、その劇的な成功から、帝王としての日々、

落日、お手頃なラインとの提携、失敗、エイズでの死・・・という内容を、

関わった人たちのインタビューと、当時の映像で振り返った作品。

 

 

 

でも、拝見していて、色々なデザイナーを思い出しました。

自らのブランドから追われた高田賢三様、

一般の人々にも手が届くラインをと、プレタポルテで成功したものの、

ファッションが商売でしかない世界になってしまった、と、

引退の際に語ったイヴ・サンローラン様・・・

人前では常に「ホルストン」という仮面をかぶり、素とは違っていた。

それもまた、デザイナーに関わらず、多くの著名人と同じ。

 

 

セレブと言われる人達の道化師とされ、彼らを描いた小説を執筆し始めたことで、

あっけなく追放された、カポーティ様もまた。

 

 

皆を楽しませたパーティの後、忘れ物を取りに帰った時、

別人のように衰弱しきった姿を目撃された方がいらした。

現実に「セレブ」として生きる人たちは、その世界に生まれついた人達。

実力ひとつで著名になった方々の、すさまじいエネルギー。

 

 

そして、その裏での個人としての存在

 

 

昔、大好きだったデザイナーが、今も現役でトップにいらっしゃいますが、

デザインはとても商業的になり、当初の芸術性はまるで感じられなくなった、

という現実も「今」を感じてなりません。

彼に関する映画も最近ありましたが、誰かと笑いながら観るのでなければ、

寝るような凡庸さで・・・感想も書かなかった覚えがあります。

 

 

そういう変化がないとやっていけない世界なのかも。

カール・ラガーフェルド様のような、自己を演じ切られたような方は、

もう現れないのではないか?と感じずにいられません。

前出のホテルの映画で、「セレブ」として、得々と語っていたのが、

ジョージ・クルーニー様、というのが絶妙かも。好きな俳優さんですけどね。

 

 

そんな重すぎる哀しさを、感じ入り、今日は久々にPCに向かってしまいました。

想いを文章にするのは、いつでも難しい。今日もまるで書けていないけれど、

 深く突き刺さった気持ちを書き留めます。 

 

 

メモ書きのような記事でごめんなさい。

本当にメモ書きかも?