視点と演出
マイケル・ラドフォード監督作品、アメリカ・イタリア・ルクセンブルク・イギリス、138時間
アル・パチーノ様、ジェレミー・アイアンズ様、ジョセフ・ファインズ様、リン・コリンズ様、
ズレイカ・ロビンソン様、クリス・マーシャル様、チャーリー・コックス様、
デヴィッド・ヘアウッド様、ヘザー・ゴールデンハーシュ様、アラン・コーデュナー様他
「1596年のヴェニスでキリスト教徒にさげすまれながら金貸し業を営んでいた
ユダヤ人のシャイロックは、ある日宿敵の貿易商アントーニオに借金を申し込まれる。」
(Yahoo!映画より引用)
原作との違い
「シャイロックが顔につばを吐きかけられるシーン、
娘がいないことに気づいて号泣するシャイロックのシーンや、
ジェシカが売り渡したと言われていた指輪に触って
父へ想いを馳せるシーンなどが追加されている。
台詞こそ原作のものと一切の違いはないが、
冒頭に背景となる時代の、ユダヤ人に対する
ヨーロッパ人種の非道な差別を克明に語るナレーションが追加されている。」
(Wikipediaより引用)
教科書に載ってた気がする・・・英語?
もちろん、簡略化されてるわけで、Yahoo!映画様、今度も正しい~。
『イル・ポスティーノ』の監督さんが、初の映画化をされたとのこと。
原作戯曲、ちゃんと拝読してないし、
全体像を初めて知った形でした。知ってたものと微妙に全然違う!?
シェイクスピア様が、どういう意図をもってして書かれたか。
それは解らないけれど、え、えええええ、そうなの!?
という解釈、演出。びっくりしました。
クライマックスの裁判の場面での、機転ばかりが印象的で、
シャイロックとアントーニオの立ち位置、感情、
まるで理解してなかったです。
そしてまあ、この配役で来たか・・・なお二人で。
がっつり英国なジェレミー・アイアンズ様に、
イタリア系アメリカ人のアル・パチーノ様!
マダムみら、もし拝見されたら、英語の発音、
どうなってるか教えて下され☆
ヒロインの父親の遺言のお婿さん選びを中心とした、
コミカルな場面は、全体を重くし過ぎないメリハリとなっていい感じ。
二組の若者の求愛が絡むって、シェークスピア劇っぽい。
↓ 『ラブ・アクチュアリー』にご出演されてましたね。
↑ こっちのシャイロックの娘カップルは心配ないいい感じが。
それにしても、求婚費用を借金しないと駄目な男でいいのか?ヒロイン!
ヒロイン、旦那が玉の輿婚でいいんか?
求婚への借金からくるトラブル解決する機転もヒロインだし。
まあ、ときめきのない相手との結婚よりいいか。
こういうのを余計なおせっかいというのか。
シェークスピアもの映画、結構好きなんですけど、
じわっと心に残る、名作を拝見できてよかったです。
DVDを購入しての拝見でした。うん、何度でも拝見出来る、嬉しい。