執念のエネルギーある行かず後家
オノレ・ド・バルザック原作、デス・マッカナフ監督作品、イギリス・アメリカ、108分
ジェシカ・ラング様、トビー・スティーブンス様、エイデン・ヤング様、エリザベス・シュー様、
ボブ・ホプキンス様、ケリー・マクドナルド様、ジェラルディン・チャップリン様、ヒュー・ローリー様他
あらすじ:allcinemaより
「女好きの当主ヘクターのせいで借金まみれの貴族ヒューロット家。
陰気で一族から笑い者にされているベットは、
従妹が死んでも後妻の座につけず、娘ホルテンスの世話役を押しつけられた。
やがて恋人までも横取りされたベットは、彼らに対して突飛な復讐計画を開始する。」
1846年~1848年、フランス革命前夜から、革命中が舞台。
すんごい豪華なキャスティングの作品であります。
ただ、のっけに亡くなられる、当主の妻役ジェラルディン・チャップリン様以外は、
「これからまだまだ熟します~」って感じで、皆様、まだお若い~。
でも、皆様、既にキャラクターの芯が出来てるってすごいなあ・・・
怖いですね~、な、ラング様、滑稽でも味わいがあり存在感大ありのボブ・ホプキンス様、
『HOUSE』のハウス先生のブラックなユーモア、ヒュー・ローリー様。
一応、みどりが観るよね。ローリー様だから。
ジェシカ・ラング様は過渡期に入る所、と言った感じ。
のっけにあれこれ浮気の懺悔を受けながら昇天された奥様の夫。
順番的に、ジェシカ・ラング様との再婚が順当なところ。
「女中頭になってくれ」って、ハウス先生、そりゃないわ。家族皆が、ベットをコケにしてるし。
目力が怖くなって来られてらっしゃるラング様の恐ろしさが解ってないね。
もてない独身おばさんの、エサで釣った売れない芸術家の愛人。
さえない女ベットの初めての幸せ。
手練手管で奪い夫にする姪っ子?わからんわあ。
それでまた、顔だけで何の実力もない男が大口たたくみっともなさ。
顔だけやで、実力無いで。
なんにせよ、悲喜劇よね、と拝見していたら、
Wikipedia様には、一刀両断、喜劇と書いてありました。
市長と当主の、とほほな友情あたり、かわいいです。
二人が追っかけまわしてるバーレスクの歌手がエリザベス・シュー様。
最近どうされてらっしゃるのかな。
それにしても、結構有名な原作の印象。ソフト化に際してらしいけれど、
これだけの名優が揃った作品に、このサブタイトルはないでしょう~。
お下劣な作品みたい。