歌って踊る人魚姫姉妹
アグニェシュカ・スモチンスカ監督作品、ポーランド、92分
ミハリーナ・オルシャンスカ様、マグダレナ・チェレツカ様、キンガ・プレイス様、
ジグムント・マラノウッツ様、マルチン・コヴァルチック様、カタジーナ・ヘルマン様他
途中、観るのやめようかな~、と思ったりしつつも、
その、ファンタスティック・ホラー・ミュージカル・コメディ?なノリで、
つい、最後まで拝見してしまいました。
タイトルロールのアニメーション、きれい。
↓ 洋服の買い出しに行く場面は妙にポップなミュージカル。
一応、アンデルセンの『人魚姫』がベースにあることはある。
海から現れるのが、一人でなく、姉妹人魚なんですけど。
でもって、クラブのような、キャバレーのような???な店で、
歌うわ、踊るわ、人魚になるわ。
その人魚っぷりが、店が魚臭くなるほどで、その上、しっぽがウツボのごとく長い。
ダークヘアの「ゴールデン」とブロンドの「シルバー」は人気者に。
この「人間社会」、どうも、海獣系変身ニンゲンがけっこう居るみたい。
シルバーはベーシストと恋仲になる。
んですけれども、どんなにお互い惹かれあっても、
「君は僕にとって魚だ」ってことで、ねんごろな仲になれない。
そこで、下半身を、人間の身体と接合する手術で晴れて人間に?
しかし、どっか問題あるみたいで、やっぱり無理。
・・・な行き詰ったところに、新しい女性が登場し、ベーシスト、あっさり結婚。
で、翌朝までに、彼を食い殺さないと海の泡になるシルバーは・・・
そして、野性味たっぷりのゴールデンは???
ちょっとエログロで妙な魅力ありの作品なれど、その「生理的問題」のくだり、
人によってはホラーに見えるかも?が、私には、コメディにしか見えん。
めっちゃ恋してるけど、やっぱり「君は魚」って王子様。
切ないというより、笑うしかない?そりゃそうだ~、ウツボだもん!?
そして、美人姉妹人魚って設定なんだろうけれど、
シルバーが、みどりには『エクソシスト』のリーガンにしか見えない。
あの頃も、今も、リーガンが美少女とは思えなかったのと同様、
シルバーのお顔がアップになると美人って感じがしなくて、
この手のお顔、西洋では「美形」なんだろうか?と思ったのでした。
関係あるようなないような話。
↓
うちの母が、ジャックリーン・ケネディ様を、
「アメリカ人って、目が離れた女、好きね」と評してたのを思い出しました。
突然、明言を吐く、母であります。