「Lovelace(ラヴレース)」(2013)古き良きアメリカからの過渡期? | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

公開時を覚えてることにびっくり

 

ロブ・エプスタインジェフリー・フリードマン監督作品。(アメリカ)

 

 

アマンダ・セイフライド様、ピーター・サースガード様、シャロン・ストーン様、ジェームズ・フランコ様、

ロバート・パトリック様、クロエ・セヴィニー様、ジュノー・テンプル様他

 

 

伝説的ポルノ映画「ディープ・スロート」(1972)の主演を務めた、

リンダ・ラヴレース様(1949~2002)の、映画製作前後の時期を中心として描いた作品。

 

 

 

 

 

まず驚いたのが、あの映画が封切られた当時(リバイバルでなければ)、みどり10歳

映画雑誌を、すこぶる熱心に読んでいたのは確か。

 

 

ロードショーかな?で紹介されていて、タイトル内容知ってました

(何だか、懺悔のような気持ちになるわ。映画は残念ながら?未見。)

 
 
 

同年制作の「ゴッド・ファーザー」三分の一興行収入を打ち出したというからすごい。

 

 

ごく普通の、敬虔なカトリックの家庭で育ったリンダが、

バーを経営するチャックと出会い、に落ちたのがそもそもの始まり。

 
 

 

両親にもちゃんと挨拶し、プロポーズ。

 

 

結婚するなり、チャックからの、暴力・レイプ・売春、そしてポルノ映画出演強要が。

 

 

 

実家に逃げ帰りもするが、当時の倫理として、「妻は夫に従うべき」と、

母は、娘の訴えも聞かずに、夫の元に帰す。

 

 

映画出演のギャラが受け取り、リンダは受け取っていない。

 

 

そもそも、その金額が1250ドル・・・あの興行収入で。

 
 
 
 

 

それでも、とりあえずこの映画を拝見した限りでは、

夫より、映画関係者の方が、よほど彼女を守ってた?

 
 

家庭内暴力とはそういうものかと想像するしかないけど、何をしても暴力を受ける。

その後、愛を囁かれるから、同じことの繰り返しになると言いますが、そのもの。

 

 

とはいえ、最終的には、離婚・再婚・ご出産・自伝執筆

ポルノ家庭内暴力への反対運動を20年、続けられたそうです。

 

 

 

自伝発表には、うそ発見器までかけられてらっしゃる。

 

 

交通事故の後、生命維持装置を外し、亡くなられたのが53歳

走り抜けるような人生。

アマンダ様の、素直笑顔が、どうしようもない切なさを感じさせます。

 
 
 

リンダの親友役、あらまあ、昨日お会いしました。

殺人の被害者役、ジュノー・テンプル様。

 

 

それより感慨深いのが、リンダの両親役に、

ジェシカ・ラング様と似た路線に進みつつある?シャーロン・ストーン様と、

「ターミネーター2」のT-1000!ロバート・パトリック様

 

 

 

この場面は、動画再生階数第一位だったとか?

 

 

しかし、シャロン姐御、結構好きなみどり、

オバサン女優として、活躍して欲しいなあ。

 

 

T-1000の記憶は、やはり走る所です。

 

 

 

お二人共、渋い役者さんぶりで、「ディープ・スロート」当時10歳のみどりが、

半世紀を超えるになる筈よねえ・・・と、感慨深いものがありました。

一昨日の記事のジェシカ・ラング様も、「女優フランシス」、

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」、封切で拝見してますものねえ。

新しい俳優さんお名前が覚えられなくなる筈だわ。

 

 

アマンダ様も、「アマンダ・セルライト」なんて言っちゃいそうでまずいです。