公開時を覚えてることにびっくり
ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン監督作品。(アメリカ)
アマンダ・セイフライド様、ピーター・サースガード様、シャロン・ストーン様、ジェームズ・フランコ様、
ロバート・パトリック様、クロエ・セヴィニー様、ジュノー・テンプル様他
伝説的ポルノ映画「ディープ・スロート」(1972)の主演を務めた、
リンダ・ラヴレース様(1949~2002)の、映画製作前後の時期を中心として描いた作品。
まず驚いたのが、あの映画が封切られた当時(リバイバルでなければ)、みどり10歳。
映画雑誌を、すこぶる熱心に読んでいたのは確か。
ロードショーかな?で紹介されていて、タイトルと内容は知ってました。
(何だか、懺悔のような気持ちになるわ。映画は残念ながら?未見。)
同年制作の「ゴッド・ファーザー」の三分の一の興行収入を打ち出したというからすごい。
ごく普通の、敬虔なカトリックの家庭で育ったリンダが、
バーを経営するチャックと出会い、恋に落ちたのがそもそもの始まり。
両親にもちゃんと挨拶し、プロポーズ。
結婚するなり、チャックからの、暴力・レイプ・売春、そしてポルノ映画出演強要が。
実家に逃げ帰りもするが、当時の倫理として、「妻は夫に従うべき」と、
母は、娘の訴えも聞かずに、夫の元に帰す。
映画出演のギャラも夫が受け取り、リンダは受け取っていない。
そもそも、その金額が1250ドル・・・あの興行収入で。
それでも、とりあえずこの映画を拝見した限りでは、
夫より、映画関係者の方が、よほど彼女を守ってた?
家庭内暴力とはそういうものかと想像するしかないけど、何をしても暴力を受ける。
その後、愛を囁かれるから、同じことの繰り返しになると言いますが、そのもの。
とはいえ、最終的には、離婚・再婚・ご出産・自伝執筆、
ポルノと家庭内暴力への反対運動を20年、続けられたそうです。
自伝発表には、うそ発見器までかけられてらっしゃる。
交通事故の後、生命維持装置を外し、亡くなられたのが53歳。
走り抜けるような人生。
アマンダ様の、素直な笑顔が、どうしようもない切なさを感じさせます。
リンダの親友役、あらまあ、昨日お会いしました。
殺人の被害者役、ジュノー・テンプル様。
それより感慨深いのが、リンダの両親役に、
ジェシカ・ラング様と似た路線に進みつつある?シャーロン・ストーン様と、
「ターミネーター2」のT-1000!ロバート・パトリック様。
この場面は、動画再生階数第一位だったとか?
しかし、シャロン姐御、結構好きなみどり、
オバサン女優として、活躍して欲しいなあ。
T-1000の記憶は、やはり走る所です。
お二人共、渋い役者さんぶりで、「ディープ・スロート」当時10歳のみどりが、
半世紀を超える歳になる筈よねえ・・・と、感慨深いものがありました。
一昨日の記事のジェシカ・ラング様も、「女優フランシス」、
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」、封切で拝見してますものねえ。
新しい俳優さんのお名前が覚えられなくなる筈だわ。
アマンダ様も、「アマンダ・セルライト」なんて言っちゃいそうでまずいです。