まだ、「キング」ゲーブル様も若殿☆?☆
ヴィクター・フレミング監督作品。「紅塵」(アメリカ)83分
クラーク・ゲーブル様、ジーン・ハーロウ様、メアリー・アスター様、
ジーン・レイモンド様、ドナルド・クリスプ様他
ゲーブル様、三角関係、「よしっ、そっちを取った!」っていうと、
「モガンボ」なんですが、はい、「モガンボ」(1953)、当作のリメイク。
あちらは、ジョン・フォード監督作品でありました。
今月、もうフォード監督作品はご登場頂いたので、
そちらは ↓ 参考写真で。
実際も、ゲーブル様、共演者キラーのグレース・ケリー様から、
逃げ回るのが大変で、会社にクレーム出してらしたそうですが、
エヴァ・ガードナー様を選ばれて、拍手した記憶が。
お若いゲーブル様より、熟成されたゲーブル様がセクシーでした☆
オリジナルはフレミング監督って、何とまあ贅沢なんでしょう。
しかし、「紅塵」では、これまでお写真だけで、作品は拝見してなかった、
ジーン・ハーロウ様と、初めてお会い出来ました。
ハーロウ様、1911年のお生まれで、1937年、たった27歳での早逝。
プラチナブロンドの髪、とても20代には見えないセックス・シンボルぶり。
ゲーブル様とお付き合いされてて、ウィリアム・パウエル様ともご共演あり、
っていうと、キャロル・ロンバート様と、うっすら共通点。
相性の良さが、スチール写真にも表れてますねえ。キング、当時31歳くらい。
ゲーブル様とコンビを組んで似合われるってところ、
映画を拝見して納得。
お写真で拝見するよりずっと、
「妖艶」ってより「コケティッシュ」で、テンポもよくてらっしゃいました。
動いてないと、プラチナブロンドの上、細いから?
眉無しに見えちゃうんですよね。で、老けて見えてたんです。
映画は、フランス領だった頃のインドシナのゴム園の主ゲーブル様。
流れもの?のハーロウ様を一時宿泊させることになるが、
ため口がポンポン飛び交う。掛け合い漫才のような二人。
それでいて、いざという時には勇気もある娘で、頼りになる。
だが、雇われてやって来た測量技師が、愛する新妻を同行して来て、
この、おしとやかな奥様には、(上映時間の関係か?)すぐぞっこんに。
技師がより奥地に行っている間に、想い想われ、不倫愛成立。
しかし、心の底から妻を想う夫に、ゲーブル様、身を引く。
でもね、元々、お似合だし、結局上手く収まったのがハーロウ様。
めでたし。
髭なしゲーブル様の、気持ちいい一編でございました。