おフランスの粋
モーリス・シュヴァリエ様、10歳からパリの舞台にご出演。
アルコール依存症の父に代わって、家庭を支えた少年。
というと悲愴ですが、根っからの舞台人。
カンカン帽をトレードマークに採用するなど、
御自分のエンタメ独創を楽しく邁進☆
こういう、根っからの粋人って人がいらっしゃるもんなんですねえ。
映画も、この方が出てらっしゃると、洗練度が増して、しかも楽しくなる。
「恋の手ほどき」然り。舞台「ジジ」で名を挙げたオードリー様とは、
ここではなく、「昼下がりの情事」でご共演されてますね。
親友マレーネ・ディートリッヒ様は「彼はゲイ」ってことで、
ディートリッヒ家では、そのような接待?で通ってたようですが・・・
マレーネ様、自分を口説かない男はゲイってことか???
モンロー様に注がれる視線も、この御年で十二分に色気あり。
大物ミスタンゲット様との歳の差カップルに始り、
数々の浮名を流され、おフランスとアメリカを行ったり来たり。
1959年にはアカデミー特別賞をご受賞され、80歳を前にした大リサイタルを最後にご引退。
83歳で大往生を遂げられた時、かつて共に禁煙を始めたマレーネ様は、
「私はずっとやめてるけど、あの人、途中で挫折したからこんなことになったのよ」
・・・とのたまわったとか???
ってことで、怖いから?+2枚はマレーネ姐御にご登場頂きます。