おフランス「イケメン」と「イケてるメン」の微妙 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

おフランスで見た自転車を想い出す

 

かなり昔々のお話、おフランスへほんの数日滞在した時の衝撃。

がんがん車が通る四車線の真ん中を、普通の自転車の人が走ってた。

あの時、「ああ、ダイアナ妃は謀殺じゃなくて事故だったんだ・・・」と思いました。

イケメンとは全く関係ない話じゃないかっていうイントロですが、

おフランスのイケメンって、そういう、オールマイペースのお国柄から生まれてるな、と。

(本日の記事、「イケメンで綴る」っていう映画祭の場外記事ですんで、

以後、俳優の皆さま、出来るだけお若い時のお写真を載せさせて頂きます☆)

芸術の国おフランス。ファッション文化も老舗中の老舗。

そのランウェイを拝見すると、モデルさんは、やはり美形さんであります。

ってことは、「普通」に「美形」を判断する基準も存在するんですね。

「味」に重点があるように見えるんですけど。

映画界でも、神様が、似たような鋳型を使って、極上の生身の美男子を生産?

品格と知性を加えた魅力の、

Gérard Philipe(ジェラール・フィリップ)様(1922年~1959年、享年36歳)。

(「夜ごとの美女」「赤と黒」「モンパルナスの灯」「危険な関係」等々)

 

 

野望と貪婪さを加えた魅力はAlain Delon(アラン・ドロン)様(1935年~、現在80歳)

(「太陽がいっぱい」「若者のすべて」「地下室のメロディー」「危険がいっぱい」等々)

 

 

このお二人は、文句なく、はっきり「美形」でらっしゃいますし、

ファンファン・フィリップ様は正統派演技力での名作を、

ドロン様は、名監督に起用され続けて、名作を残してらっしゃる。

ここで、何となく同じ時代のおフランスの国民的俳優さんを思い浮かべると・・・

 

 

Jean Gabin(ジャン・ギャバン)様、1904年~1976年、享年76歳。

(「望郷」「大いなる幻影」「現金に手を出すな」「フレンチ・カンカン」等々)

 

 

Jean-Paul Belmondo(ジャン=ポール・ベルモンド)様、1933年~、現在83歳。

(「勝手にしやがれ」「夜のしのび逢い」「冬の猿」「気狂いピエロ」「ボルサリーノ」等々)

全く趣が違って来る。じゃあ、この方々が、キャラクターダンサーのようかというと、

役柄、直球、色男、モテモテだったりするわけで・・・

あ、こうして並べたら、「ジャン」も多いなって、「ジャン」にもう少しご登場頂きます。

 

 

Jean Rochefort(ジャン・ロシュフォール)様、1930年~、現在86歳。

(「料理長殿、ご用心」「髪結いの亭主」「パリ空港の人々」「タンゴ」等々)

 

 

Jean-Claude Brialy(ジャン=クロード・ブリアリ)様、1933年~2007年、享年74歳。

(「死刑台のエレベーター」「いとこ同士」「大人は判ってくれない」「黒衣の花嫁」等々)

 

 

Jean Marais(ジャン・マレー)様、1913年~1998年、享年84歳

(「美女と野獣」「双頭の鷲」「リュイ・ブラース」「恐るべき親達」「オルフェ」等々)

この御仁は、やはりコクトー様とペアで売りですなあ。

 

 

Jean-Louis Trintignant(ジャン=ルイ・トランティニヤン)様、1930年~、現在85歳。

(「素直な悪女」「スエーデンの城」「男と女」「離愁」「トリコロール/赤の愛」等々)

何と申しますか、おフランスならでは、コニャックのような芳醇な「イケメン」。

若さと共に散るようなタイプは稀であります。

歌も映画も国宝級?と言えば・・・

 

 

Charles Aznavour(シャルル・アズナヴール)様、1924年~、現在92歳。

(「ピアニストを撃て」「オルフェの遺言」「キャンディ」「ブリキの太鼓」等々)

 

 

Yves Montand(イヴ・モンタン)様、1921年~1991年、享年70歳。

(「恐怖の報酬」「恋をしましょう」「さよならをもう一度」「Z」「夕なぎ」「潮騒」等々)

歌も映画も歴史並。アムールも?

アラン・ドロン様というと、こういう、味がある系男優様に、

毎回食われるのがお家芸でらっしゃったなあ。

 

 

Lino Ventura(リノ・ヴァンチュラ)様、1919年~1987年、享年68歳。

(「現金に手を出すな」「死刑台のエレベーター」「モンパルナスの灯」「冒険者たち」等々)

主役でご出演でも、脇でご出演でも、「リノ・ヴァンチュラ」ですって存在感。

そんな俳優さん達を、愛し、育てていく土壌があるおフランス。流石であります。

アラン・ドロン様が初期にご出演になられた「フランス式十戒」なんざ、

そういう方のてんこ盛り。 ↓ こういう感じのお方達。

 

 

 

 

 

 

 

大物女優の方々から、絶大なる信頼を得てらっしゃるこのお方も、おフランスならでは。

 

 

Michel Piccoli(ミシェル・ピコリ)様、1925年~現在90歳。あら、うちの母と同い年。

いつがお若い時か???というくらい、お爺ちゃまになられるまで、変わらないお方だ。

(「軽蔑」「昼顔」「別離」「すぎ去りし日の・・・」「地獄の貴婦人」「サン・スーシの女」等々)

ロミー・シュナイダー様のお辛い晩年、このお方とお話しされる時はお幸せそうだったとか。

そのロミー様とご共演されたこのお方も、コニャックな男性だと思います。

 

 

Philippe Noiret(フィリップ・ノワレ)様、1930年~2006年、享年76歳。

(「地下鉄のザジ」「城の生活」「追想」「危険な友情/マックス&ジェレミー」「タンゴ」等々)

大好きな俳優さんです。そして・・・おフランスの奥の深さを、どか~んと見せつけて、

下さった、飛びぬけたお方が。この方も「フランス式十戒」にご出演でした。

 

 

Fernandel(フェルナンデル)様。1903年~1971年、享年67歳。

(「舞踏会の手帳」「80日間世界一周」「牝牛と兵隊」「フランス式十戒」等々)

 

 

 

おフランス、「イケメン」も美味しいし、ならではの「イケてるメン」も素晴らしい・・・

 

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