「この人はどんな人」？
ネットで、色々な画像を探していると、
全く関係ないお写真と遭遇して、惹かれることがあります。
「あら、この人、どういう人なのかな」と、そういう時は、
ひとまず、もしかしたら、これがお名前？という部分を張り付けて、
保存しておいて、後日、改めて、今度は自分の写真ファイルから、
気になって調べてみることに・・・
このお方も、そうして出会ったお方でした。
いや、きっと、とても有名なんだろうけれど、私は存じあげなかった。
Astrid Sofia Lovisa Thyra de Suède（アストリッド・ド・スエード）妃。
1905年11月17日～1935年8月29日、享年29歳。
ベルギー国王レオポルド3世妃。
1926年11月4日結婚式。熱烈な恋愛結婚だったそうです。
そりゃあ、美智子妃殿下じゃないけど、王子様も夢中になろうというもの。
スウェーデン国王オスカル2世の三男と、
デンマーク国王フレゼリク8世の次女インゲボーの三女としてお生まれになり、
お姉様は、ノルウェー国王オーラヴ5世のマッタ妃。
いや、待った（とほほな駄洒落？）な、こんがらかる西洋王室史。
それにしても、日本と違って、地続き文化の西洋は、
政略結婚で苦労する人の方が多いかもしれないけど、
ご結婚相手を、他国から迎えることが出来て、「同じ階級意識」同士が結婚出来る。
これって、心構えを教育されて育った相手を見つけるのに、
選択肢が広がっていい面もある気がします。
頭がいいとか悪いとかじゃなくて、その地位というか職業というかに、
向いている相手と結婚できる確率が高くなる？
惚れてしまったからって、追い詰めて結婚に持って行っちゃうと、
その立場に向かない方の場合、どんなに愛しちゃったのさと言っても、
愛した相手の人生を狂わせ、幸福を逃させ、国民の為にもならない場合も？
アストリッド様、二十歳でご結婚、その8年後にはレオポルド3世の即位で王妃に。
ご結婚に際しては、カトリックにも改宗。その上、世の中、大恐慌時代。
お若いにもかかわらず、国民の為の活動に励まれて愛された王妃でらしたそうです。
お国柄がややオープンだったこともあって、お子様教育も、
公妃時代には、身軽に、ご一緒にお散歩をされたりして、
上流階級からは批判されつつも、国民から親しまれたとか。
その上、この美貌、そりゃあ夫からも国民からも愛されるでしょう。
「美人」っていっても、こういう立場のお方だと、品格を伴わないと辛いけど、
突っ込みどころがないお綺麗さ。ご性格や教養あっての「美人」完成度？
やはり、シンボル的立場の方は、美しいに越したことはない？
経緯も経緯だけど、今の英国皇太子妃カミラ様、交換持てないもんなあ。
あの方が絶世の美女だったら「仕方ないかもしれない」度合、かなり上がるかも。
しかし、そのオープンなお国柄が災いを？
即位の翌年、スイスのルツェルン湖畔にて、国王がハンドルを握る、
パッカード120が渓谷にて事故を起こし、たった２９歳でご逝去。
事故や病で、生命が漲る年齢で人生を奪われる不条理は、
受け入れるしかなくても、誰も、受け入れられるものではないように思います。
悲しみに暮れたレオポルド3世が事故現場に建てた、「アストリッド教会」。
６年後の1941年9月11日、英国出身の平民の女性、リリアン・バエル様とご再婚。
波乱万丈の人生を送られることになるのですが、
1983年、ご逝去された後は、アストリッド様と並んで埋葬されておられるそうです。
Princesse de Réthy（レティ公爵夫人）こと、リリアン・バエル様、
1916年11月28日～2002年6月7日、享年８６歳。
テニスコートの恋ならぬ、ゴルフ場の恋で。
このお方はどこに埋葬されたかが気になる所です。
おまけ：アストリッド・スエード様のお名前で画像を探すと、
だだだだだっと現れる、同名メーカーのお靴。
有名なだけに、ローファー、美しいです。
長年愛用した、エナメルのローファーが昇天したみどり。
ちょっと大人な、このシルエット、欲しくなりました。
B面へはこちらからどうぞ。
http://ameblo.jp/4nyannme/entry-11873846596.html
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あらら、こちらはまた、活躍しそうなラインだわ。でも、いいお靴は高いわあ。
いやいや、しかし、ファッション、足元が大切だし、ううむ、アストリッド様と、
関係あるようで、全くない所に行きついて悩んでしまった。