百十夜・ジーン・セバーグ様 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

セシル


「ゼルダ」というだけで、リタ・ヘイワーズ様というように、

役柄でお名前が出て来る方のお一人。

ジーン・セバーグ様。


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ジャンヌ・ダーク役でセバーグさまを見いだした、

オットー・プレミンジャー監督の、再度、セバーグ様を起用しての一本。

1957年作品「悲しみよこんにちは」、「セシル」役。


百三話で、フランソワーズ・サガン様にご出演頂き、

百九夜で、イングリッド・バーグマン様のお姿を拝見して、

(「ブラームスがお好き」でサガン作品にご出演)

ジーン・セバーグ様を想い出しました。


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このお写真・・・「ジャンヌ・ダーク」撮影時に、陣中見舞いに訪れた、

イングリッドバーグマン様を見つめていた時の目に似てらっしゃいます。

憧れや、驚き、恥ずかしさなど、色々な表情が素直に出る、

かわいい女優さんだな、と思いました。

それにしても「フレンチカジュアル」そのもの?にボーダーがお似合い。

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こちらは、フランソワーズ・サガン様との二枚。


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フランスが誇る新星の小説「悲しみよこんにちは」は、

アメリカで映画化されました。


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とってもおフランスなお話しなのに、違和感を感じなかったのは、

ジーンセバーグさまのフレンチ・・・なイメージのせいか?


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父親役に、しゃれた男を演じさせたら天下逸品。デヴィッド・ニーヴン様。


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名前で呼び合う、同士のような父と娘の前に現れ、

父の心を奪う、中年の美女にデボラ・カー様。


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少女時代のわがまま、自己愛、背伸び、そんなものだっただろう、

やるせない怒りやいじわるな悪戯のようなものが、生み出す悲劇。


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他に、ミレーヌ・ドモンジョさま、ジュリエット・グレコさまがご出演。

フランスらしさを出して下さっています。


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どんなにショートカットが似合う女優さんが現れても、

二度と、そのお名前が、髪型に冠せられることはないでしょう。

「セシルカット」一過性ではなく、今も名を残すカット。


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時は止まる君は美しい  今度は本物のフランス映画。


ヌーヴェルバーグの代表作の一本。

1959年、ジャン=リュック・ゴダール監督作品「勝手にしやがれ」


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その時、そこに居る為に生まれて来たような俳優さんって、

存在するんだ・・・と思ってしまう、濃縮した時間。
同じ場面の写真を何枚見ても見飽きないほど。


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アメリカ人だけど、うーん、エスプリ!ってセバーグ様のおしゃれさ。


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同じシーンの縦割り、横割り写真、並べてみました。


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いやはや、ベルモントさまも素敵。

ベルモントさまのようなお顔は、若いうちから味が出て得ですねえ。


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ファッション誌に「かわいくて大人なサングラス」とか書かれて、

載ってそうな写真。でも、この組み合わせ、なかなかこなせる人、

少ないような気がします。簡単に真似は無理。


↓ 「悲しみよこんにちは」のこのドレスがジバンシイ様だとか。


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公民権運動やブラック・パンサーとの関わりから、

FBIに目をつけられていたとも聞きます。

1979年8月、失踪したのちに、パリ郊外の車の中で、9月8日、

アルコールとバルビツールの服用での遺体が発見された時、

遺書があったにも関わらず、暗殺説があったのが記憶に鮮明。

享年40歳。


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精神的に、追い詰められていらしたこともあってか、

映画の代表作は、初期の数本。


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今回、初めて拝見した、 ↑ 大人のセバーグ様と、

↓ ロングヘアのセバーグ様。

単発で拝見したら、絶対に解らない自信あります。私。


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ああ、昭和?


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短く、辛い人生でらした印象です。

それでも、スクリーンには、貴女の燦然と輝く時が、

見事に刻まれて、私たちを魅了してくれます。



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