第六十五夜・進化系男優様・下 | 時は止まる君は美しい

時は止まる君は美しい

巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

「顔」


そのものが問題の一本。

1997年、ジョン・ウー監督作品「フェイス/オフ」


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ニコラス・ケイジ様とジョン・トラボルタ様の顔が入れ換わります。

のっけの、ばりばりのウー監督&ニコラス・ケイジ節と、

ニック・カサヴェテス様所有の、隠れ家での銃撃戦が最高。


で、ニコ様&トラ様のお二人。


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実は、初期のニコラス・ケイジ様のファンでした。

これは1990年、デヴィッド・リンチ監督作品「ワイルド・アット・ハート」

このあたりまでのニコ様って、何やらかすか解らない感じで。

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1986年、フランシス・フォード・コッポラ監督作品「ペギー・スーの結婚」

確かに、結婚を見つめ直すだろうなあ~・・・な夫の役。

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最近は髪が薄くなったという写真以外、これといって、

面白くないなあ~と思ってたら、やってくれてました。

2007年、リー・タマホリ監督作品「NEXT -ネクスト-」
このツーショットの相手が、ジュリアン・ムーア様というところがツボ。

シュール!よく見ると、かつらの真中に鳥みたいなのが埋まってるし。

再び、ニコ様に期待をもっちゃいました。

フェイス/オフ」も、ニコ様も、また、別の夜でゆっくり。


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トラボルタ様の「ご登場」は、これが強烈ですよねえ。

1977年ジョン・バダム監督作品「サタデー・ナイト・フィーバー」


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この後、低迷と言われた時期も、結構、淡々としていたらしい、トラ様。

1989年の「ベイビー・トーク」で、ブルース・ウィリス様がアテレコの、

ベイビー・マイキーと踊って下さったり、のほほんと余裕でいい感じ。


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ベイビー、「サタデー・ナイト・フィーバー」の、曲に合わせ、

ベビーカーでお散歩シーンしてました。

オリンピア・デュカキス様(「月の輝く夜に」のお母ちゃん)もご出演で、

「低迷」って感じはしないコメディ映画だったな。

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そんな陽気さが似合う方なんで、フェイス/オフ」の、

中身はニコラス・ケイジさま状態は、あんまり迫力なかったかも。

だって、どうやっても善人顔に見えちゃうんだもん。

信仰の力かしら???トムキャットと同じ御信仰ですよね。


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この、無精で砂糖好きな天使マイケル役も好きです。

1996年、ノラ・エフロン監督作品「マイケル」

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2007年、アダム・シャンクマン監督作品「ヘアスプレー」では、

オリジナル版、舞台版と、踏襲されてきた、男性俳優の「ママ」役。 


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ひと頃、巨大化されてたイメージなんですが、

スキンヘッドのお写真はそんな感じしませんねえ。

入浴中にお食事されてるの、ダイエット食品か?

あと、髭です。夕べ、友人と話していて気がついた。

髭を使うと、男性、おしゃれ感もさることながら、

顔の輪郭線をシャープに見せる効果がある?疑惑。


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コンビ作品というと、ポール・ニューマン様&ロバート・レッドフォード様。

正統的コンビ作品で一世を風靡されました。

(個人的には「スティング」ではロバート・ショウ様が一番好き!)


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まだ青年時代?1958年、リチャード・ブルックス監督作品

「熱いトタン屋根の猫」エリザベス・テーラー様と。


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1982年、シドニー・ルメット監督作品「評決」

多々ある、ニューマンさまの代表作のおひとつ。渋い!


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ロマンスグレイってこういう人の為の言葉?

2007年に、引退を表明なさいましたが、

2008年、病でご逝去されるまで、生涯現役、

ナレーションのお仕事はされたようです。


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最後にもう一本の共演作も企画されたそうですが、実現せず、残念。

役が「ゲイっぽい」と拒否されたと言われたという、うろ覚えの記憶が。

確かにお二人とも、そういうイメージ、嫌われそうですねえ。


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1972年、ピーター・イエーツ監督作品「ホット・ロック」

ドナルド・E・ウェストレイク様の原作が超・愉快。

レッドフォードさま、少し間抜けな泥棒団の頭ドートマンダー役。


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1985年、シドニー・ポラック監督作品「愛と哀しみの果て」

出たっ、女性客層狙い邦題、「愛と**の**」

原題は「Out of Africa」。「バベットの晩餐会」と、

同じ作家なんですね。イサク・ディーネセンさま、

現在、デンマークの紙幣には彼女の肖像が使われているそうです。


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近影。さすがに未だに美男子でらっしゃいますが、

そろそろ、万年青年っぽ過ぎな髪形を変えません?

若干、生きながらにして蝋人形化してる。


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「愛と哀しみの果て」に続いてのメリル・ストリープさま。

1982年、アラン・J・パクラ監督作品「ソフィーの選択」

どうしようもなく辛い映画。


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メリル様の相手役、ケヴィン・クライン様。


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この映画デビュー作みたいで、初戦からすごい・・・

ジュリアード音楽院で演技を学ばれて、

舞台俳優からスタートというご経歴ですんで、スムーズな役者人生。


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ずーっとお気に入りの一本(これも別の夜で)、

1993年、アイヴァン・ライトマン監督作品「デーヴ」

シガニー・ウィーバー様と、バランスいい。


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2004年、アーウィン・ウィンクラー監督作品

「五線譜のラブレター」でコール・ポーター様役。

内容にも合ってない、クサい邦題。  


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背景もモチーフも好きだし、クライン様主演だし、ハマる筈なのに、

退屈してしまった一作。どうしてかな?  


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ゲイのコール・ポーター様が、新曲はフレッド・アステア様にと言われ、

「また、あのラッキョウ顔か!嫌だね!」とごねるあたりは笑えました。

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2006年、ロバート・アルトマン監督作品(御遺作)

「今宵、フィッツジェラルド劇場で」  


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アルトマン監督お得意の群像もの。

失われて行く時間が、暖かく包み込まれた、素敵な最期の作品。  


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ここで再び、メリル様とご共演。

メリル様、肌の下に青白さが透けるようなお若い頃より、

ここらへんからのどすこい化してからの方が、私は好き。

  
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やはり舞台が多くてらっしゃるようで、2007~2008年は、

「シラノ・ド・ベルジュラック」 


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映画の代表作では「ワンダとダイヤと優しい奴ら」等、

語るに落ちてますが、ここらへんは、ジェイミー・リー・カーティス様で、

いずれ、取り上げさせて頂きたいかな。


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御近影、かっこよ過ぎ。知的でユーモア漂い、おしゃれ。

八千草薫さまじゃないけど、「老い」の参考にならない、

ノーブル・スペシャル系でした。


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1960年、ルネ・クレマン監督作品「太陽がいっぱい」


ずっとハリウッド作品で来たので、ラストにヨーロッパ。

元「美形」が売りだったアラン・ドロン様に挑戦。

ひと頃、「アラン・ドロンと過ごす夕べ」的、ツアーの広告が、

やたらと新聞に入ってましたねえ。一瞬、お顔を見せられるだったとか。


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1964年、同じくルネ・クレマン監督作品「危険がいっぱい」


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この方、いい監督に恵まれてるんですよね。フランス映画全盛期。

必ず、いい役者さんが周りを固めるし。・・・で、作品がいい割に、

ご本人の人気度が低いから、映画もあまり語られないのが残念。


数年前にSMAP×AMAPにご出演された時も、

あまり、いい印象でなかったらしい。あちゃあ。


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で、調べたところこんな感じ。

あら、想像したより崩れてない・・・って思うようになったのは、

噂から、もっとすごい状態を想像していたからか、

もしくは、自分も一緒に歳をとってるせいかなあ?


しかし、やっぱりここでも。「髭」→輪郭隠し疑惑あり!