「顔」
そのものが問題の一本。
1997年、ジョン・ウー監督作品「フェイス/オフ」
ニコラス・ケイジ様とジョン・トラボルタ様の顔が入れ換わります。
のっけの、ばりばりのウー監督&ニコラス・ケイジ節と、
ニック・カサヴェテス様所有の、隠れ家での銃撃戦が最高。
で、ニコ様&トラ様のお二人。
実は、初期のニコラス・ケイジ様のファンでした。
これは1990年、デヴィッド・リンチ監督作品「ワイルド・アット・ハート」
1986年、フランシス・フォード・コッポラ監督作品「ペギー・スーの結婚」
最近は髪が薄くなったという写真以外、これといって、
面白くないなあ~と思ってたら、やってくれてました。
2007年、リー・タマホリ監督作品「NEXT -ネクスト-」
このツーショットの相手が、ジュリアン・ムーア様というところがツボ。
シュール!よく見ると、かつらの真中に鳥みたいなのが埋まってるし。
再び、ニコ様に期待をもっちゃいました。
「フェイス/オフ」も、ニコ様も、また、別の夜でゆっくり。
トラボルタ様の「ご登場」は、これが強烈ですよねえ。
1977年ジョン・バダム監督作品「サタデー・ナイト・フィーバー」
この後、低迷と言われた時期も、結構、淡々としていたらしい、トラ様。
1989年の「ベイビー・トーク」で、ブルース・ウィリス様がアテレコの、
ベイビー・マイキーと踊って下さったり、のほほんと余裕でいい感じ。
ベイビー、「サタデー・ナイト・フィーバー」の、曲に合わせ、
ベビーカーでお散歩シーンしてました。
オリンピア・デュカキス様(「月の輝く夜に」のお母ちゃん)もご出演で、
そんな陽気さが似合う方なんで、「フェイス/オフ」の、
中身はニコラス・ケイジさま状態は、あんまり迫力なかったかも。
だって、どうやっても善人顔に見えちゃうんだもん。
信仰の力かしら???トムキャットと同じ御信仰ですよね。
この、無精で砂糖好きな天使マイケル役も好きです。
2007年、アダム・シャンクマン監督作品「ヘアスプレー」では、
オリジナル版、舞台版と、踏襲されてきた、男性俳優の「ママ」役。
ひと頃、巨大化されてたイメージなんですが、
スキンヘッドのお写真はそんな感じしませんねえ。
入浴中にお食事されてるの、ダイエット食品か?
あと、髭です。夕べ、友人と話していて気がついた。
髭を使うと、男性、おしゃれ感もさることながら、
顔の輪郭線をシャープに見せる効果がある?疑惑。
コンビ作品というと、ポール・ニューマン様&ロバート・レッドフォード様。
正統的コンビ作品で一世を風靡されました。
(個人的には「スティング」ではロバート・ショウ様が一番好き!)
まだ青年時代?1958年、リチャード・ブルックス監督作品
「熱いトタン屋根の猫」エリザベス・テーラー様と。
1982年、シドニー・ルメット監督作品「評決」
多々ある、ニューマンさまの代表作のおひとつ。渋い!
ロマンスグレイってこういう人の為の言葉?
2007年に、引退を表明なさいましたが、
2008年、病でご逝去されるまで、生涯現役、
ナレーションのお仕事はされたようです。
最後にもう一本の共演作も企画されたそうですが、実現せず、残念。
役が「ゲイっぽい」と拒否されたと言われたという、うろ覚えの記憶が。
確かにお二人とも、そういうイメージ、嫌われそうですねえ。
1972年、ピーター・イエーツ監督作品「ホット・ロック」
ドナルド・E・ウェストレイク様の原作が超・愉快。
レッドフォードさま、少し間抜けな泥棒団の頭ドートマンダー役。
1985年、シドニー・ポラック監督作品「愛と哀しみの果て」
出たっ、女性客層狙い邦題、「愛と**の**」
原題は「Out of Africa」。「バベットの晩餐会」と、
同じ作家なんですね。イサク・ディーネセンさま、
現在、デンマークの紙幣には彼女の肖像が使われているそうです。
近影。さすがに未だに美男子でらっしゃいますが、
そろそろ、万年青年っぽ過ぎな髪形を変えません?
若干、生きながらにして蝋人形化してる。
「愛と哀しみの果て」に続いてのメリル・ストリープさま。
1982年、アラン・J・パクラ監督作品「ソフィーの選択」
どうしようもなく辛い映画。
この映画デビュー作みたいで、初戦からすごい・・・
ジュリアード音楽院で演技を学ばれて、
舞台俳優からスタートというご経歴ですんで、スムーズな役者人生。
ずーっとお気に入りの一本(これも別の夜で)、
1993年、アイヴァン・ライトマン監督作品「デーヴ」
シガニー・ウィーバー様と、バランスいい。
2004年、アーウィン・ウィンクラー監督作品
「五線譜のラブレター」でコール・ポーター様役。
内容にも合ってない、クサい邦題。
背景もモチーフも好きだし、クライン様主演だし、ハマる筈なのに、
退屈してしまった一作。どうしてかな?
ゲイのコール・ポーター様が、新曲はフレッド・アステア様にと言われ、
「また、あのラッキョウ顔か!嫌だね!」とごねるあたりは笑えました。
2006年、ロバート・アルトマン監督作品(御遺作)
「今宵、フィッツジェラルド劇場で」
アルトマン監督お得意の群像もの。
失われて行く時間が、暖かく包み込まれた、素敵な最期の作品。
ここで再び、メリル様とご共演。
メリル様、肌の下に青白さが透けるようなお若い頃より、
ここらへんからのどすこい化してからの方が、私は好き。
やはり舞台が多くてらっしゃるようで、2007~2008年は、
「シラノ・ド・ベルジュラック」
映画の代表作では「ワンダとダイヤと優しい奴ら」等、
語るに落ちてますが、ここらへんは、ジェイミー・リー・カーティス様で、
いずれ、取り上げさせて頂きたいかな。
御近影、かっこよ過ぎ。知的でユーモア漂い、おしゃれ。
八千草薫さまじゃないけど、「老い」の参考にならない、
ノーブル・スペシャル系でした。
1960年、ルネ・クレマン監督作品「太陽がいっぱい」
ずっとハリウッド作品で来たので、ラストにヨーロッパ。
元「美形」が売りだったアラン・ドロン様に挑戦。
ひと頃、「アラン・ドロンと過ごす夕べ」的、ツアーの広告が、
やたらと新聞に入ってましたねえ。一瞬、お顔を見せられるだったとか。
この方、いい監督に恵まれてるんですよね。フランス映画全盛期。
必ず、いい役者さんが周りを固めるし。・・・で、作品がいい割に、
ご本人の人気度が低いから、映画もあまり語られないのが残念。
数年前にSMAP×AMAPにご出演された時も、
あまり、いい印象でなかったらしい。あちゃあ。
で、調べたところこんな感じ。
あら、想像したより崩れてない・・・って思うようになったのは、
噂から、もっとすごい状態を想像していたからか、
もしくは、自分も一緒に歳をとってるせいかなあ?
しかし、やっぱりここでも。「髭」→輪郭隠し疑惑あり!