時間を有効に使うには Ⅱ ~ 聖書 | 白髪は輝く冠・白髪は美の冠

白髪は輝く冠・白髪は美の冠

*僭越ながら、相互フォローはしていません。
 予めご了承ください。

多くのブログの中から貴重な時間を割いて、

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

日々のニュース関連や聖書の音信等を気ままに書いています。

時間を有効に使うには Ⅱ

 

原則3: バランスを取り,現実的に考える

 

仕事と気晴らしのバランスを取る。「一握りの憩いは,二握りの骨折りと風を追うことに勝る」。(伝道の書・コヘレトの言葉 4:6)
仕事中毒になると,「二握りの骨折り」の成果を味わえなくなる場合が少なくありません。時間もエネルギーも使い果たしてしまうのです。一方,怠惰になると,「二握り」の憩いを楽しもうとして,貴重な時間を浪費してしまいます。聖書はバランスの取れた見方を勧めています。
骨折って働き,そして報いにあずかりなさい,ということです。そうした歓びこそ「神の賜物」なのです。
「真の神が人に財産や所有物を与え,しかもそれを人が楽しめるようにしてくださるので,人はその報酬を受け取り,一生懸命働いて喜びにあふれる。これは神からの贈り物である」。
(伝道の書・コヘレトの言葉 5:19)

 

睡眠時間を切り詰めない。聖書筆者は,「わたしは平安のうちに横たわり,そして眠ります」と述べました。(詩編 4:8)
大人の場合,体と心と頭の疲れを十分に癒やすのに,大抵は一晩に約8時間の睡眠が必要です。頭の疲れに関して言えば,一晩ぐっすり眠ると,集中力が回復し,記憶が整理統合されて,学習能力が高まるので,睡眠を取ることは時間の健全な用い方であると言えます。逆に,睡眠不足になると,学習能力が落ち,事故を起こしたり,間違いを犯したり,怒りっぽくなったりします。

 

現実的な目標を定める。「目で見ることは魂[魂の願望]の歩き回ることに勝る」。(伝道の書 6:9)
つまり,賢い人は,あれこれ欲望に駆られては夢中になる,といったことを避けます。

とりわけ,欲望が非現実的な,あるいは満たせそうにないものである場合,それに翻弄されたりはしません。したがって,巧妙な宣伝や広告に誘惑されることも,安易にクレジットカードで買い物をすることもありません。
「目で見ること」つまり達成可能な事柄で満足するよう心がけるのです。

 
原則4: 良い価値規準を指針とする

自分の価値規準を吟味する。価値規準を持っていれば,良いこと,重要なこと,価値あることを判断できます。人生が弓の矢だとしたら,その矢をどの的に向けて放つかは価値規準によって違ってきます。ですから,良い価値規準を持っていれば,生活における優先順位を健全なものにし,時間の一刻一刻,一日一日の使い方を最善のものにすることができます。そのような規準をどこに見いだせるでしょうか。
聖書に優れた知恵が収められていることを認める人は少なくありません。
「神(エホバ,ヤハウェ)ご自身が知恵を与えてくださるからである。神の口から知識と識別力が出る。神は正直な人のために,役立つ知恵を蓄え,高潔に歩む人のための盾となる」。
(箴言 2:6,7)

 

愛を最重要な規準とする。コロサイ 3章14節に,愛は「結合の完全なきずな」である,と述べられています。
愛がなければ,特に家庭になければ,人は本当に幸福にはなれず,安心感も抱けません。その事実を無視して,富の追求や仕事を優先するなら,実際には幸福になれません。
そうです,聖書が愛を卓越した規準とし,何百回も愛に言及していることには,十分の理由があるのです。
「たとえ私が人間や天使のさまざまな言語を話しても,愛がなければ,うるさく鳴るどらや,やかましく響くシンバルのようです。たとえ私が預言する能力を持ち,全ての神聖な秘密と全ての知識を理解していても,また,たとえ山を動かすほどの強い信仰を持っていても,愛がなければ無価値です。たとえ私が持ち物を全て差し出してほかの人が食物を得られるようにしても,また,たとえ体をなげうって自分を誇れるようにしても,愛がなければ何も得られません」。
(コリント第一 13:1~3)

「愛さない人は,神をよく知りません。神は愛だからです」。
(ヨハネ第一 4:8)

 

霊的な必要を満たすための時間を取り分ける。ジェフという人は,愛する妻と,明るい子どもが2人いて,良い友人たちに囲まれ,働きがいのある救急救命士の仕事に就いていました。
それでも,その仕事柄しばしば苦しみや死をじかに目にし,「人生とはこういうものなのだろうか」と自問しました。