聖書は何と述べているか
聖書は,今日の世界の悲惨な状況を何千年も昔に予告していました。それだけでなく,人類の明るい未来についても具体的に預言しています。
”聖書が述べていることを軽く受け流すべきではありません。これまで非常に多くの預言が詳細に至るまで実現してきたからです“。
例えば,以下の預言を考えてみてください。
「国民は国民に,王国は王国に敵対して立ち上がり,またそこからここへと食糧不足や地震がある」。
(マタイ 24:7)
「終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。というのは,人々は自分を愛する者,金を愛する者,うぬぼれる者,ごう慢な者,冒とくする者,親に不従順な者,感謝しない者,忠節でない者,自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者,中傷する者,自制心のない者,粗暴な者,善良さを愛さない者,裏切る者,片意地な者,誇りのために思い上がる者,神を愛するより快楽を愛する者……となるからです」。
(テモテ第二 3:1~5)
これらの預言は,今の世界がコントロールできないほど急速に悪化しつつあることを述べています。確かに,この世界は人間の手に負えない状態になっています。
聖書によると,人間は問題を恒久的に解決するための知恵も力も持っていません。聖書の次の言葉が述べているとおりです。
・ 「人の前には廉直な道であっても,後にその終わりが死の道となるものがある」。
(箴言 14:12,16:25)
「人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である」。
(箴言 14:12,16:25)
・「人が人を支配してこれに害を及ぼした」。
(コヘレトの言葉・伝道の書 8:9)
「今は、人間が人間を支配して苦しみをもたらすような時だ」。
(コヘレトの言葉・伝道の書 8:9)
・「人は自分の道を定めることができません。自分で自分の歩みを導くことができないのです」。
(エレミヤ 10:23)
「人間の道は,その人によるのでなく,歩くことも,その歩みを確かにすることも,人によるのではないことを」。
(エレミヤ 10:23)
人間が好き勝手にしているなら,世界は地球規模の大惨事に直面することになるでしょう。しかし,そうなることは決してありません。
なぜでしょうか。聖書はこう述べています。
・「神は地の基をその定まった場所に置かれました。それは定めのない時に至るまで,まさに永久によろめかされることがありません」。
(詩編 104:5)
・「代は去り,代は来る。しかし,地は定めのない時に至るまで立ちつづける」。
(コヘレトの言葉・伝道の書 1:4)
・「義なる者たちは地を所有し,そこに永久に住むであろう」。
(詩編 37:29)
・「地には穀物が豊かに実り,山々の頂であふれんばかりに実ります」。
(詩編 72:16)
聖書のこれらの教えは,明確な答えを出しています。人類が,汚染,食糧不足や水不足,病気の世界的大流行によって滅亡することはありません。
世界が核によって全滅することもありません。なぜでしょうか。神様がこの地球の将来を保証してくださっているからです。
確かに,神様は,人間が好き勝手に行動することを許されました。しかし,人間は自らまいたものを刈り取ることになります。
「思い違いをしてはなりません。神はご自分を侮る者を大目に見ることはありません。人は自分がまいているものを必ず刈り取ることになります」。
(ガラテア 6:7)
この世界は,操縦不能で悲惨な終わりへと突き進む列車のようなものではありません。神様は,人間が無制限にダメージを加え続けることを許されません。
「主(神)と名乗るあなただけが,全地においていと高き方。それを彼らに思い知らせてください」。
(詩編 83:18)
「そして,神のみ前に明らかでない創造物は一つもなく,すべてのものはその目に裸で,あらわにされており,この方に対してわたしたちは言い開きをしなければなりません」。
(ヘブライ 4:13)
とはいえ,神様はそれ以上のことをしてくださいます。「豊かな平和」を実現されるのです。
「しかし柔和な者たちは地を所有し,豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう」。
(詩編 37:11)