どうすればよいか
神の指示に従って神との親しい関係を回復するなら,地上の楽園で完全な健康を楽しめる,と聖書は教えています。
『「私は病気だ」と言う住民はいなくなる。その土地に住む人々は過ちを許される』。
(イザヤ 33:24)
神は,苦しみや病気や死を取り除くと約束しておられます。
『その時,王座から大きな声がした。「見なさい! 神の天幕が人々と共にあり,神は人々と共に住み,人々は神の民となります。神が人々と共にいるようになるのです。 神は人々の目から全ての涙を拭い去ります。もはや死はなくなり,悲しみも嘆きも苦痛もなくなります。以前のものは過ぎ去ったのです」』。
(啓示・黙示録 21:3,4)
聖書は医学的な治療を勧めていませんか
「健康な人に医者は必要でなく,病んでいる人に必要なのです」。
(マタイ 9:12)
人々の見方
医学的な治療よりも信仰治療(スピリチュアル・ヒーリングとも呼ばれる)を重視する人たちがいます。
聖書の見方
聖書時代,神はご自分の民の中で医療が行なわれることを認めておられました。
『出産の時,一方の子が手を出したので,助産婦はすぐに緋色の糸を取ってその手にくくり付け,「先に出たのはこの子」と言った』。
(創世記 38:28)
「皆に愛されている医者ルカがよろしくと言っています。デマスもよろしくと言っています」。
(コロサイ 4:14)
聖書中には,薬草や軟膏の使用,食餌療法などを神が不快に思われたという記述はありません。
イエスも,「健康な人に医者は必要でなく,病んでいる人に必要なのです」と述べました。
(マタイ 9:12)
とはいえ聖書は,何が何でも健康になろうとするような態度を勧めてはいません。
神は,心霊術的な治療や現代の信仰治療を是認してはおられないのです。
「さて,罪深い欲望から出る行いは明らかです。それは,性的不道徳,汚れ,恥知らずな行い,偶像崇拝,心霊術,敵意,争い,嫉妬,激怒,不和,分裂,分派, ねたみ,酩酊,ばか騒ぎなどです。こうした事柄について私はすでに警告しましたが,あらためて警告します。こうした事柄を習慣にする人が神の王国を授けられることはありません」。
(ガラテア 5:19~21)
病気になった場合,聖書が非とするもの以外の適切な治療をすぐに受けようとするのは,道理にかなったことです。