「発することばを常に慈しみのあるもの」
デンマーク女王は、「橋を架ける人」という言葉は、だれのことを言う場合にも使える最も美しい言葉の一つであると語りました。
「あなた方の発することばを常に慈しみのあるもの、塩で味つけされたものとし、一人一人にどのように答えるべきかが分かるようになりなさい」。
聖書(コロサイ 4:6)
聖書によれば,人の話す言葉は内面を映し出す窓のように,本当のひととなりを明らかにします。
イエスは,「心に満ちあふれているものの中から口は語る」と述べました。
(マタイ 12:34)
言葉には,その人ならではの気持ちや思考や感情が表われます。
ですから,自分の話し方の傾向を分析することは重要です。
では聖書はどのように役立つでしょうか。次の点を考えてみてください。
【話し方の習慣を改善するには】
人の考えは言葉となって表われます。話す言葉を改善するには,考え方を改善することが必要です。
神の言葉の勧めを自分に当てはめるなら,思考に影響が及び,それが話し方に表われます。なぜそう言えるか,見てみましょう。
良いもので心を満たす。聖書は何が良いものとなるかを次のように表現しています。
「何であれ真実なこと,何であれまじめなこと,何であれ義にかなっていること,何であれ貞潔なこと,何であれ愛すべきこと,何であれよく言われること,また何であれ徳とされることや称賛すべきことがあれば,そうしたことを考え続けなさい」。
(フィリピ・ピリピ 4:8)
つまり言葉は、自分がどういう人間になりたいかだけではなく、
実際に今どういう人間であるかを示す、ということです。