ネタバレしています。ご注意ください。

 

(自分の記録・記憶のためにあらすじを書いています。)

 

 

高校2年生で図書委員の堀川次郎と松倉詩門の二人が身の回りで起きる謎を解いていくミステリーです。

「913」「ロックオンロッカー」「金曜に彼は何をしたのか」「ない本」「昔話を聞かせておくれよ」「友よ知るなかれ」の6話。

「913」で、委員会を引退した次郎憧れの浦上先輩から、祖父の遺産が入っているだろう金庫の鍵の番号を解くことを頼まれたことから始まります。

「ロックオンロッカー」では、堀川が松倉に紹介した美容室でおきた盗難事件を、「金曜に彼は何をしたのか」では、後輩の植田登の兄が学校の窓ガラスを割って試験の答案試験を盗んだ疑いをかけられたことのアリバイを探す依頼を、「ない本」では、自〇したクラスメートが最後に読んでいた本を探す依頼を、「昔話を聞かせておくれよ」では松倉の父が残した遺産の在りかを見つけることを解決していく。

「913」は、少し無理のある設定というか、重大な事件であるはずなのにその後普通に学校で見かける浦上先輩とか、うーん・・・と思ったりしましたが、少しずつ近づいていく二人の関係性や、キャラクターがとても良くて、引き込まれました。

 

米澤穂信さんの本は初めてだったんですが、すごくよかったです・・。

実は第二弾の「栞と嘘の季節」が気になって、それで慌てて「本と鍵の季節」を読んだのですが、読んでよかった・。

「栞と嘘の季節」がすごく楽しみになりました。

 

最後の「友よ知るなかれ」で、「913」からの小さな違和感が一つずつ繋がっていきます。

「金曜に彼は何をしたのか」で、堀川は、近くなったと思っていた松倉との関係に距離を感じますが、でも、分かってきていたはずの彼のことが知らない人に見えてしまう、、それほど、もう二人は近くなっていたということなんですよね。

「昔話を聞かせておくれよ」では松倉を形作っているものが見えた気がした。気がした。

でも「友よ知るなかれ」ですべてが明かされました。

松倉を待つ堀川。

二人の物語がこれからもずっとずっと続いてほしいな・・・と、願います!切実に!