次に、施工性についてお話しましょう。エンドユーザーさんには直接関係のないお話ですが、工務店さんや、大工さんには、結構重要なことです。
温水式の場合、
①給湯器から床暖房までの配管設置
②給湯器、循環ポンプと床暖房を繋いでコントローラーの設置
③パネル厚が6mmのため、敷設場所以外には6mmの厚みのコンパネ(木製のベニヤ板様のもの)を敷設。
④給湯器、循環ポンプ、コントローラーへの電気配線。
これに対し、床暖房シートの場合、
①シートの敷設
②シートとコントローラーに電気配線
注:厚み0.3mmのため、厚み調整のコンパネはいらない。
さらに、温水式の場合、1階部分だけなら良いが、2階にも設置しようとすると、給湯器を大きくするのと、循環ポンプを大きいものにしなければならない。つまり、要らぬイニシャルコスト、ランニングコストのアップとなる。
かたや、シート式床暖房の場合、1階も2階も全く問題なく敷設可能であり、要らぬコストアップが一切ない。
さあ、あなたはどちらを優としますか。
私はもちろん電気シート式床暖房を優とします。5勝0敗