Chick Corea / Children's Songs | 晴れ時々ジャズ

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日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

ウン十ウン年振りにピアノを再開すると決め、2011年3月1日にYちゃん先生のレッスンが始まってからちょうど3年が経ちました。テキスト4巻目の途中まで進み、難しくなるにつれて1曲仕上げるのに2カ月がかりてなこともありますが、そんなダメダメな私をいつも根気良く丁寧に指導してくださるYちゃん先生に感謝です。
最近、平行して練習していた2曲が同時に花丸を貰えました。私的には2曲ともいまひとつの出来だったのですが...「演奏の仕上がりに完璧を目指すとキリ無いし、先に進まれへんよ」と、ピアノ友達のKさんに言われておりますので、これでよしとします。


さて、本題。


私にとってのChick Coreaは、大人になってから聴いて衝撃を受けたRomantic WarriorとMad Hatterの人なのですが、そのChick CoreaがChildren's Songsというピアノ小曲集のアルバムと楽譜を出していたことを知ったのはつい最近のことでした。
さっそくYouTubeで全曲試聴してみると、これが私の好みにドンピシャじゃありませんか。No.1からNo.20までのどの曲にもこの人に特有のメロディーラインや和声感が生かされていて、特にNo.6やNo.12などは、Chick Coreaの個性が色濃く出ていますね。
偉大なジャズピアニストが書いた素敵な小曲集に出会えただけでなく、こんな私でも弾けそうだということでわくわくしてます。


No.1は、すやすや眠っている赤ちゃん。No.2は、よちよちと危なっかしく歩く赤ちゃんが最後の4小節で無事にお母さんの腕に抱きとめられて安堵する。No.5は、ダイナミックな中にも子どものあどけなさを表現しているかのようなメロディーライン。No.6は、自分の思い通りにならなくて泣きじゃくる子ども。No.7は、コロコロとあちこち動き回って夢中で遊ぶ子ども。No.14は、6歳くらいの子どもたちがちょっとした冒険に意気揚々とお出掛け中...。と、作曲者の意図とは全く関係なく勝手に情景を思い描いて楽しんでおりました。どの曲も魅力的ですが、一番のお気に入りはNo.3。シンプルなのに言葉では表現出来ないミステリアスで独特な美しさを持った曲ですね。


さあ、聴いてるうちにどうしても自分で弾いてみたくなりました。過去に全音から出ていた楽譜は絶版なので、手に入ったのは輸入物です。ペダルの指示が省略してあるので実際に弾いてみながら工夫する必要があることと、曲によっては記譜されていない装飾音や前奏があることも分かりました。
とりあえず一番お気に入りのNo.3だけはコピー譜にYouTubeで聴き取った装飾音や付け加えられたオタマジャクシを書きこんでからピアノでちょこっと弾いてみました。
この小曲集を自分で弾いて楽しむのもありですが、やはりYちゃんせんせに指導していただくことにしました。注文したCDが届いたら、YちゃんせんせにCDとコピー譜をお預けしてチェックしていただきましょう。


花丸2つ貰ったレッスンの日、Chick Coreaについて少し語り、Children's Songsの楽譜をお預けしてレッスンをお願いしてみますと、Yちゃんせんせは「アーティチョークさんにも弾けますから大丈夫」と言ってくださり、パラパラとご覧になっただけで「こういう曲がお好みなら、バルトークのミクロコスモスというのもありますよ」と楽譜(第5巻)を見せてくださいました。私の場合、Yちゃんせんせのように楽譜見た瞬間に頭ん中で音楽鳴らせませんので、これ書きながらYouTubeで第4巻~第6巻あたりを聴いてみましたが、曲によってはひどく無機的に感じてしまい(練習曲集だから?)、ミクロコスモスに関してはバルトークの良さが理解できませんでした。


Children's Songsの中に、レパートリーにしたい曲がたくさん見つかりました。ああ、嬉しいな。これでまた楽しみが一つ増えました。


Chick Coreaの曲を弾いてYちゃんせんせはどうお感じになるかな?

注文したChildren's SongsのCD、早く届くといいなー。



Chick Corea / Children's Songsを全曲いっぺんに聴きたいかたはこちらへどうぞ。


http://www.youtube.com/watch?v=mEoUuVBQjtI





*どうでもいいオマケ


一昨日の我が家で本当にあった中年夫婦の会話


私「チック・コリアっていう人、知ってる?」
夫「知ってる知ってる!」
夫「ジャズの」(うん、うん)
夫「有名な」(そうそう!)
夫「ギターの人やろ?」
私「...(涙)」


ここまで書いてたら急に、夫がチック・コリアと勘違いしてたジャズギタリストのことがもの凄ーく気になってきた(笑)夫がアル・ディ・メオラを知ってるとは思えんし。うーむ、いったい誰のこと?それにしてもチック・コリアに似た名前のギタリストが思い浮かばん。あーっ、まさか...チャック・ベリーとちゃうやろね?(笑)
今晩、夫が帰ってきたらさっそくきいてみよ。


(続きは今晩遅くか後日にこのページにて公開予定)


さ、アホなこと書いてんと、今からピアノ練習しよっと。




*どうでもいいオマケの続き


今日の我が家で本当にあった中年夫婦の会話


私「ねえ、チック・コリアと勘違いしてたギタリストって誰やったん?」
夫「名前忘れたけど、日本によく来てたフランス人の...」
私「フランス人?昔の人?」
夫「うん」
私「あ、ひょっとして、えーっと、クロード・チアリ?」
夫「そうそう!」
私「ギャハハハハッ!」(豪傑笑い)


私は、クロード・チアリって、名前だけしか知らんのですけどね。


私「そういえば、たしかボブ・ジェイムズのLP持ってたよね?」
夫「うん、コンサートにも行ったことあるよ」
私「へえー」
夫「マンハッタン・トランスファーが一緒に来てたなあ」
私「ほおー」


私はボブ・ジェイムズもマンハッタン・トランスファーもあんまりなので、それ以上は会話が続かない中年夫婦であった。


以上、ちっとも面白くなくてすみません(-"-)