新音楽監督Olivier Benoit (g)のOrchestre National de Jazzが、今年2月1日にデビューコンサートを行ったもよう。
Olivier Benoitについては、Circum-Discというレーベルから出ているアルバムを2枚購入していて、コンテンポラリーでロック寄りなところが気に入って今でもたまに聴いています。彼は、自己のバンドHappy Houseでアルバム2枚、作曲とギター担当のCircum Grand Orchestraでは2枚、またギターソロアルバムを出すなど、Circum-Discレーベルでは12作品に関わっています。
また、彼は2つのラージアンサンブルLa PieuvreとCircum Grand Orchestraを合体させたLa Pieuvre and Circum Grand Orchestraの作曲と指揮を務め(演奏はしてません)、昨年Feldspathというタイトルの2枚組アルバムを同レーベルから出したばかり。La Pieuvreのアルバムは手元に無いので編成は存じませんが、Circum Grand Orchestraのほうは管楽器5人とピアノ1人にギターとベースとドラムがそれぞれ2人ずつという編成。で、合体後のLa Pieuvre and Circum Grand Orchestraは管楽器の他にギター4、ドラム3、ウッドベース2にエレベ3、ピアノ1、キーボード2、ギター4、ヴォイス2(ポエトリーリーディングを含む)という非常に珍しい編成の32人という大所帯になってます。
私、Pieuvre and Circum Grand OrchestraのアルバムFeldspathは買ってませんよ。だって去年ここ見つけて連続鑑賞できたもん。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL6dH_wJYjOvOud0nJm7-tJdHUlIbeqc6o
インプロ多めで、指揮者が演奏者に委ねつつ進行する場面も度々ありますので好き嫌いが分かれそうですが、思い描いていた音が自らの指揮によって演奏に表現されて行くというのは、きっと得も言われぬ快感だろうなーなどと思いながら面白く観てました。
さて、本題。
気になる新生ONJのメンバーにEric Echampard (ds)とBruno Chevillon (b)がいるじゃありませんか。キャーッ、嬉しーっ!(黄色い声)
あとは十把一絡げにしてONJ(2014-2017)のメンバー構成を貼っときます。メンバーのほぼ全員がパリに活動の拠点を定めて活躍中のミュージシャンばかりですな。
OLIVIER BENOIT (artistic director, guitar)
BRUNO CHEVILLON (artistic advisor, b, el-b)
ERIC ECHAMPARD (ds)
SOPHIE AGNEL (p, cordophone)
JOZEF DUMOULIN (key)
THEO CECCALDI (vn, va)
FABRICE MARTINEZ (tp, flh, sax)
FIDEL FOURNEYRON (tb, euphonium)
HUGUES MAYOT (Saxophones, clarinets)
ALEXANDRA GRIMAL (Saxophones)
JEAN DOUSTEYSSIER (cl, ts)
1作目は、EUROPA “PARIS”というタイトルで新設レーベルから5月26日にリリースの予定。その後、ドイツのメールスジャズフェスを始めとして各地をツアーするようです。ちなみに、2作目がEuropa “Berlin”で3作目がEuropa “Rome”とのこと。いったいどんな音になっているんでしょうか。とっても楽しみです!
■ L’ONJ OLIVIER BENOIT / EUROPA “PARIS”(ONJAZZ Records / L’Autre Distribution)
ONJのホームページは現在まだ制作途中で、このページではコンテンツにリンクしていません。
しかたがないので、裏口からこっそりと入ってみた(笑)
このページでメンバー全員のプロフィールをご覧になれますし、別のページに飛ぶことも可能です。