『JAZZ magazine』 2008年3月号No.590 | 晴れ時々ジャズ

晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

3月号の表紙は、今年2月13日、90歳で天国の人となったHENRI SALVADOR。芸歴70年以上というフランスの国民的エンタテイナーで、ついこのあいだまでステージに立って活躍し、去年も来日公演を行っていたのだそうです。


HENRI SALVADORさん、爽やかで良い表情をなさっています。

今号の特集はオルガンジャズ。27ページを割いて著名オルガン奏者とオルガンジャズの名盤から新譜までをピックアップしています。
付録CDのタイトルはORGANOLOGY。1曲目は、FATS WALLERがパイプオルガンで演奏するST LOUIS BLUES(1926年録音)ときた。3曲目、COUNT BASIE SEXTETの演奏によるK. C. ORGAN BLUES(1952年録音)では、COUNT BASIEの音数は少ないがスリリングなオルガンが良い。5曲目、WILD BILL DAVIS TRIOによるライヴ演奏のAPRIL IN PARIS(1955年録音)はノリノリで楽しい。興奮した聴衆の「もう一回!もう一回!」に、「え、もっかいやんの?もっかい?ほんまに?よっしゃー!」と応えてコーダを都合3回繰り返しちゃうというサービス精神に思わず笑ってしまいました。このオルガンジャズを集めた付録CDは、けっこう面白く聴けました。




******************************