たんにLARS JANSSONのピアノが聴きたかったのか、それともドラムがALEX RIELだからなのか、どういう理由でこれを入手したんやったっけ?と、今ではすっかり忘れておりますが(笑)1月から2月にかけて一番よく聴いていたのはこれでした。2002年のリリースなので新譜とはいえませんが、聴いて良かったので書きましょう。
本作は、2000年12月2日、3日にCOPENHAGEN JAZZHOUSEにて行われたライヴを収録。全8曲のうちTHE MASQUERADE IS OVERを除く7曲がPETER VUUSTの書いたオリジナル曲で、彼の作曲は実に素晴らしいです。各人のハイレベルな演奏は無駄な部分、ダレる箇所が一切無い濃密さで、たいへん聴き応えのある内容となっており、録音も良好です。
1曲目のHOMESICKは、苦みばしったハードバップ型ワルツ曲。実は、LARS JANSSONの演奏をちゃんと聴くのは本作が初めてだったのですが、こんなにステキなピアノだったとは知りませんでした(もっと早く聴いておくんだった)。それから、やはり初めて演奏を聴くOVE INGEMARSSONのテナーソロがかっこよすぎ。この人、巧いですね。なんで誰も教えてくれなかったのー?
2曲目は、明るく爽やかなムードで演奏されるTHE MASQUERADE IS OVER。PETER VUUSTのブンブンなウォーキング・ベース、ALEX RIELの切れ味鋭い遊び心あるドラム、OVE INGEMARSSONの爽快感たっぷりのテナーサックスソロ、LARS JANSSONの唸りながら弾いてるピアノも品性があってスウィングしてる。と、この曲は聴いてて気持ちよく、めっちゃ楽しいんだな♪
お気に入りの3曲目、FOUDATION AND EARTHは、イントロとエンディングで奏でられるピアノのなんともいえず優しく可憐なメロディに心惹かれるな~と思ったら、実は力強いテーマを持つ雄大な雰囲気の曲で、そのミスマッチが面白い。おおっ!と注目してしまったのは、OVE INGEMARSSONのソプラノサックス。これだけスケールの大きいソプラノを吹けるINGEMARSSONは、まったくもって只者じゃありませんな!ちゃんと木管らしいまろやかな美しい音が出ていますし、モーダルでちょいアブストラクトなフレーズを流れるように速く繰り出すプレイがむっちゃカッコイイ!いやもう、一発で気に入りました。
4曲目のTHE BIG VIEWは、まずイントロのピアノが好き。LARS JANSSONの演奏にはアルバムの全編にわたって品性と良心を感じます。ハートがあるって言えばいいのかな~。この曲の聴きものは、まずPETER VUUSTのベースソロ。深く響く音で実によく歌ってて、アクセントやキメもばっちり。OVE INGEMARSSONの縦横無尽に吹きまくるソプラノサックスも。
2曲目は、明るく爽やかなムードで演奏されるTHE MASQUERADE IS OVER。PETER VUUSTのブンブンなウォーキング・ベース、ALEX RIELの切れ味鋭い遊び心あるドラム、OVE INGEMARSSONの爽快感たっぷりのテナーサックスソロ、LARS JANSSONの唸りながら弾いてるピアノも品性があってスウィングしてる。と、この曲は聴いてて気持ちよく、めっちゃ楽しいんだな♪
お気に入りの3曲目、FOUDATION AND EARTHは、イントロとエンディングで奏でられるピアノのなんともいえず優しく可憐なメロディに心惹かれるな~と思ったら、実は力強いテーマを持つ雄大な雰囲気の曲で、そのミスマッチが面白い。おおっ!と注目してしまったのは、OVE INGEMARSSONのソプラノサックス。これだけスケールの大きいソプラノを吹けるINGEMARSSONは、まったくもって只者じゃありませんな!ちゃんと木管らしいまろやかな美しい音が出ていますし、モーダルでちょいアブストラクトなフレーズを流れるように速く繰り出すプレイがむっちゃカッコイイ!いやもう、一発で気に入りました。
4曲目のTHE BIG VIEWは、まずイントロのピアノが好き。LARS JANSSONの演奏にはアルバムの全編にわたって品性と良心を感じます。ハートがあるって言えばいいのかな~。この曲の聴きものは、まずPETER VUUSTのベースソロ。深く響く音で実によく歌ってて、アクセントやキメもばっちり。OVE INGEMARSSONの縦横無尽に吹きまくるソプラノサックスも。
一番のお気に入り、5曲目のJAPANESE CONNECTIONは、なんといってもベースラインが私好みです。何を隠そう、私はこのテの胸キュンベースラインにめっぽう弱い。アーティチョークの目ぇをハートにしたろかーと思ったならば、目の前でこういうベースラインを弾いたらよろし。そうすれば、私は一発でスレンダー(slender=ほっそりした)じゃなかった、ええっと、サレンダー(surrender=陥落)なのは確実でござるよ。それからそれから、私が思わず身を乗り出したのは、OVE INGEMARSSONのソプラノサックス!!(←!が2つでも足らんぐらい)なんという美しさと哀愁に満ちた音色、抜群のコントロール、フレージングのセンスの良さ。このベースラインにこのソプラノサックスでは痺れて当然。ああ私、もうダメ...と床に倒れこんでたら、無情にも曲はアッという間に終わってしまい、ハッと我に返ると、
すでに6曲目のNICE TRICK, DAD ! (子供に看破されて慌てる父ちゃんの様子が目に浮かぶタイトル)が始まっておりまして、テナーがイケイケだぜ、ベイブ!ウッドもブンブンだぜ、姉ちゃん!シンバルレガートのタイトさったらないぜ、兄ちゃん!ピアノもご機嫌だぜ、母ちゃん!てな具合で、だら~んと倒れてる場合ではないのでした。
7曲目のLEDA AND THE COLONELは、OVE INGEMARSSONの明るく軽快なテナー、ALEX RIELの前ノリで楽しげにドカドカしているドラム、PETER VUUSTの歌心いっぱいのベースソロ、LARS JANSSONの色彩豊かなピアノ、と、これもいちいち素晴らしいのだな(笑)
ラストのYOUNG BLUE EYES [MIKKEL'S SONG]のMIKKELって、PETER VUUSTの子供(赤ちゃん)の名前?可愛らしいメロディでゆったりスウィングするワルツは、赤ちゃんを抱っこして優しく揺らしているみたいです。MIKKEL坊やの青い目を覗き込みながら即興で子守唄をうたって寝かしつけているうちに出来てしまった曲かなぁなんて勝手に想像してまうほど、心休まるいい曲なんです。これはこの曲に限らずアルバムの全編にわたって言えることですが、ALEX RIELの好サポートぶりも光っています。
すでに6曲目のNICE TRICK, DAD ! (子供に看破されて慌てる父ちゃんの様子が目に浮かぶタイトル)が始まっておりまして、テナーがイケイケだぜ、ベイブ!ウッドもブンブンだぜ、姉ちゃん!シンバルレガートのタイトさったらないぜ、兄ちゃん!ピアノもご機嫌だぜ、母ちゃん!てな具合で、だら~んと倒れてる場合ではないのでした。
7曲目のLEDA AND THE COLONELは、OVE INGEMARSSONの明るく軽快なテナー、ALEX RIELの前ノリで楽しげにドカドカしているドラム、PETER VUUSTの歌心いっぱいのベースソロ、LARS JANSSONの色彩豊かなピアノ、と、これもいちいち素晴らしいのだな(笑)
ラストのYOUNG BLUE EYES [MIKKEL'S SONG]のMIKKELって、PETER VUUSTの子供(赤ちゃん)の名前?可愛らしいメロディでゆったりスウィングするワルツは、赤ちゃんを抱っこして優しく揺らしているみたいです。MIKKEL坊やの青い目を覗き込みながら即興で子守唄をうたって寝かしつけているうちに出来てしまった曲かなぁなんて勝手に想像してまうほど、心休まるいい曲なんです。これはこの曲に限らずアルバムの全編にわたって言えることですが、ALEX RIELの好サポートぶりも光っています。
いやもう、本作の曲と演奏は全部いい!なんべん聴いても飽きないです。このアルバムに関しては、もう4人とも素晴らし過ぎるので、それをここへいちいち書いてたら日が暮れてしまいますっ!(笑) ちなみに本作が2008年度に聴いた旧譜のベスト3に入るのは確実です。これが新譜なら、間違いなく2008年度のベスト10入りしていたことでしょう。
*どうでもいいオマケ
いやはや、本作は素晴らしいの一言ですわ~。それにしても、スウェーデンにOVE INGEMARSSONというこんなに凄い人がいたとは知りませんでした~。んで、さっそく昨日リーダー作やら参加作(リーダーはピアニストのANDERS PERSSON)を注文(^_^)v
また、前々から気になって気になってしょうがなかったピアニストのLARS JANSSONは、これ聴いたのがきっかけでImogenaから出てる3作品を注文したのでした(^_^)v
*読んでためになるオマケ
それから!
はっきり言って私、OVE INGEMARSSON以外の人は誰一人として知らないですが(^▽^;) 注文済みのANDERS PERSSON / OBSOLETE MUSIC (Imogena)で予習も出来るし。こいつぁーいっかい行っとかなあかんやろ!(と、鼻息だけは荒い)
ん?33thてことは、今年でもう33回目なの?と、なあ~んにも知らないアホなアーティチョークだった(;^_^A
ん?33thてことは、今年でもう33回目なの?と、なあ~んにも知らないアホなアーティチョークだった(;^_^A
■PETER VUUST QUARTET / HOMESICK [LIVE AT COPENHAGEN JAZZHOUSE] (Imogena /
Spice Of Life SOL IG-0011)
LARS JANSSON (p)
ALEX RIEL (ds)
OVE INGEMARSSON (ts, ss)
PETER VUUST (b)
入手先:キャットフィッシュレコード(通販)
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