コガネグモ | 晴れ時々ジャズ

晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

蜘蛛


冒頭からこんな画像で恐縮です。ぎょっとなさったかた、蜘蛛アレルギーのかた、ごめんなさいね。

寄せ植えの2本のコニファーの間に先日から巣を張っているコガネグモのメスです。まだ小さいけれど、盛夏を迎える頃にはもっともっと大きくなっているはず。大きくなると高い場所へ移動して巣を張ってしまい、撮影出来けへんかも知れんと思ったので、今のうちに撮影して皆さんにご紹介しようと思いました。(そんなもん紹介してもらわんでもええ!というかた、ごもっともです。ハイ。)

クモの仲間を好きというかたはあんまりいらっしゃらないでしょうねぇ。ほな、カエルやコウモリの仲間は?やはり気持ち悪いですか?この世から消えてなくなってもかめへん!とお考えですか?

絶滅の危機に瀕したとき、見た目に可愛らしく美しい生き物から優先的に保護されているのではないのか、と私は疑っています。WWF(世界自然保護基金)のトレードマークになっているパンダがその良い例です。もしもパンダがあのように可愛らしい姿をしていなくて、ひどく醜い姿だったとしたら?人間の心をとろけさせるような、ひょうきんでユーモラスな動作をする動物でなかったとしたらどうでしょう?事情は変わっていたかもしれません。

たとえば、おおかたの人が気味が悪いとか醜いと考えるコウモリについていいますと、彼らが全て絶滅してしまったら、地球上は蚊や蛾などの虫だらけになってしまうといわれています。夜、自動車に乗っててもフロントガラスは蚊や蛾のてんこ盛りでワイパー高速にしてても追いつかず、ちっとも走られへんやないか!っていうのも困りますよね(笑)

クモにしてもこれと同じようなことがいえるのではないでしょうか?ですから、見た目に恐ろしく醜い生き物だからという理由でクモをむやみに殺したり嫌ったりしないでくださいね。